芸能
Posted on 2020年05月14日 05:59

坪井アナが謝罪も不十分?“医療現場の声改ざん”騒動でテレ朝に批判の嵐

2020年05月14日 05:59

 テレビ朝日が5月7日放送の「グッド!モーニング」の中で、新型コロナウイルスについての“現場の声“として紹介した医師の見解を、正反対の内容に編集して伝えていたという。同日の番組内では、実際の医療現場で活動する“生の声“を聞きたいとして、心臓外科医の澁谷泰介氏にインタビューを敢行。ふだんはベルギーで医療に従事する澁谷氏に対し、コロナ禍における日本と欧米の対処の違いについて見解を求めるも、澁谷氏本人が放送後に更新したSNSでの主張によれば、みずからの見解とはまるで逆に見えてしまうような編集がなされていたという。

 澁谷氏が7日の放送後に更新したフェイスブックでの報告によれば、番組からはPCR検査に関して〈これから検査数をどんどん増やしていくべきだというコメントが欲しかったようで繰り返しコメントを求められました〉とし、〈私は今の段階でPCR検査をいたずらに増やそうとするのは得策ではないとその都度コメントさせていただきました〉と、あくまで検査数については増やすべきではないとのスタンスであることを示したと説明。

 しかし、実際の番組の中では〈PCR検査を大至急増やすべきだ!というメッセージの一部として僕の映像が編集され真逆の意見として見えるように放送されてしまいとても悲しくなりました〉と自身の見解とは大きく異なるようにみえる形で放送されたと明かしている。

 他にも、医療従事者への金銭的な補助やメンタル面のケアなどの必要性を同時に強調して訴えたものの、その部分はすべてカットされていたとも振り返った。テレビ朝日はこうした一連の訴えについて、「7日の『グッド!モーニング』で放送しましたが、(澁谷氏の)お考えを十分紹介しきれなかったため、あらためて12日の放送で先生のお考えを紹介します」とのコメントを発表した。

「最悪、放送VTRの尺などの事情で、澁谷氏の主張やメッセージ全てを伝えきれなくなり、仕方なく短く編集してしまうことはあり得たとしても、見解が180度異なっていると本人から糾弾されるような放送にするのはマズイでしょう。しかも、その過ちを『お考えを十分紹介しきれなかった』と説明したことも、どこかピントがズレているように思えます。澁谷氏の見解が、日本でもPCR検査を増やすべきだという番組の趣旨に反するような内容だったために、最後は力技で編集してしまったのでしょうが、これは医療現場の“生の声“を聞きたいという番組企画を根本から崩してしまう行為と見られても仕方ないでしょうね」

 ネット上の視聴者の意見を見ても「いい加減にしてほしいです」「いや、わざとだろ。悪意しか感じられないよ。どう考えても」「医師が都合良いように使われたってことだね。ひどいことだと思う」などといった意味の批判の声が上がった。「SNSで個人が情報を発信できる現代だからこそ発覚した事態でもあり、澁谷氏の訴えがなければ、なんの訂正もないまま、印象操作された主張が全国に届けられていたということになります」(前出・テレビ誌ライター)

 同局では看板番組である「報道ステーション」の制作に携わる演者やスタッフからも複数人の新型コロナ感染者が出ており、一時は同局内で小さなクラスターが発生したとも報じられるなど、コロナ禍におけるゴタゴタが続いている印象だ。

 12日放送の「グッド!モーニング」では、司会の坪井直樹アナが、澁谷氏のインタビューを改めて2分以上にわたり放送し、「医療現場の声を放送につなげることをおろそかにしていた」として謝罪。さらに澁谷氏から番組に送られたメッセージも紹介され、一応コトを収めた形にしている。

 しかし、なぜそのような編集になったのかについての検証がないともネット上では指摘されている。多くの国民が情報の精度に過敏になっている中、「意図的な改ざん」はあってはならない。

(木村慎吾)

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