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記事全文を読む→笠井信輔 仲が良いフジテレビのアナウンス室は「ぬるま湯」って言われてしまうけど…
テリー スゴいですよね。僕もいろんな番組でコメントしてますけど、そんなことできるかなぁ。
笠井 僕は小倉さんががんになった時に近くで見ていたのが大きかったですね。小倉さんもそういう考えでご自身のがんについて細かく公表してましたから。
テリー なるほど、小倉さんもエラいなぁ。フジテレビ時代のお仲間はどんな反応だったんですか。
笠井 最初はとにかくみんなビックリしてました。僕、50を過ぎても台風中継とか行ってましたので。部長職になって台風中継に行くアナウンサーなんて、他の局にいないんですよ。
テリー そりゃ、そうだ。それは「行きたい」って自分から手を挙げるんですか。
笠井 そうですね。アナウンサーも年齢とともに働ける場がどうしても限られてくるんですよ。そうなった時に「笠井さん、台風中継行く?」と聞かれたら「行きます」と。そんなふうに仕事を選ばず、元気に飛び回ってるタイプでしたから、余計にみんな驚いたみたいで。でも、体調がいい時にお見舞いにも来てくれて、いろんな励ましもいただいて、うれしかったです。
テリー いい仲間ですよね。
笠井 はい。これは完全に自慢ですけど、フジテレビのアナウンス室って、他局に比べてすごく仲がいいんですよ。これ、太字にしてもらってもかまわないです(笑)。
テリー アハハ。フジの人はみんなそう言いますよね。
笠井 ほんと、そうなんですよ。お互いの家に遊びに行ったり、ホームパーティーをやったり、先輩後輩で飲みに行くことも多かったですし。でも、他局の人に聞くと、あんまり行かないらしくて。他局はある種、体育会系というか、そういう厳しさが残っているんですよね。それに比べると、フジテレビはサークル的な感じなんです。
テリー わかります。
笠井 だから他局からは「フジテレビのアナウンス室はぬるま湯だ」って言われてしまうんですけど。放送で間違えた時に、先輩からの指導というのがあるんですよ。それが他局は「ここの言葉遣いが違う」とか「敬語が間違ってる」とか厳しく言われるらしいんです。ところがフジテレビは、どちらかといえば傷の舐め合いで、「それ、俺もやったことあるよ」って。
テリー アハハハ。
笠井 基本的に文化が違うんですね。だから、視聴者の方から厳しいお叱りを受けることも多々あるんですが。
テリー 先ほどステージIVだということは、奥様とご長男しか知らなかったとおっしゃってたでしょう。ご家族はどういう反応だったんですか。
笠井 やっぱり妻も非常に驚いてまして。元アナウンサーですから外ではハツラツとして、元気に見える人なんですけど、家ではけっこう弱いところも見せるんです。でも、私のがんに関しては、最初から「大丈夫」「しっかりしなさい」と。
テリー 気丈にふるまってくれたんだ。
笠井 実は僕、妻の前で一度泣いてしまったんですけど、その時も「大丈夫よ」と。僕、一緒に泣いて寄り添ってくれるような妻だと、感情的に巻き込まれてオイオイ泣いて「ダメかもしれない」と思っちゃうタイプなんですよ。
テリー あぁ、そうなんだ。
笠井 ええ。だから妻は、それをわかってくれていたのか、僕の前では一切泣くことも、泣き言を言うこともなく、「絶対治るから大丈夫だ」って。それしか言わなかったのがありがたかったですね。
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