9月27日に最終回を迎えた日曜劇場「半沢直樹」(TBS系)。堺雅人演じる半沢が、ついに私腹を肥やす政治家・箕部啓治幹事長(柄本明)を追い詰め、公衆の面前で謝罪させ、大きな勝利を収めた。だが、それは同時に、過去に融資を行った旧東京第一銀行すなわち現東京中央銀行の責任も問われることとなり、中野渡頭取(北大路欣也)は退陣することに。半沢も責任をとって退職しようとするのだが、宿敵のライバル・大和田取締役(香川照之)に慰留されて銀行に残ることとなり、ドラマは幕を閉じた。
「『半沢直樹』は、国内だけでなく海外でも大きな反響を呼んでいます。Twitter Japanの公式アカウントでは最終回当日、半沢直樹に関するつぶやきが43万ツイートもあった模様。世界地図付きのツイッター分布図の動画もアップされましたが、中国や台湾でもつぶやかれていたことが明らかになりました」(女性誌記者)
海外でも大きな注目を浴びた同ドラマ。中でも台湾で話題となったのが、9月20日に放送された第9話の終盤で披露された、大和田が半沢に“馬乗り”になって土下座を強要するシーンだ。
「香港の日刊紙『リンゴ日報』台湾版では、この土下座について《半沢が大和田に馬乗りにされる屈辱。土下座で叫んだ千倍返し》と報じ《大和田が半沢の背に乗り、土下座謝罪を強要する場面は素晴らしい》と称賛していました」(スポーツ紙記者)
注目を浴びたシーンはほかにもある。最終回で、片岡愛之助演じる国税庁職員の黒崎が半沢の股間をつかもうとするのを寸前で半沢がブロックする場面だ。
「報じたのはやはり『リンゴ日報』。記事では《片岡愛之助の演じる黒崎皇后は最終話でかなりのアグレッシブさを見せた。半沢の股間を握ろうとすらしたのだ。幸運なことに、半沢はとっさの対応を見せ、股間のブロックに成功した》と書かれました。実は黒崎は台湾で『黒崎皇后(娘娘)』と呼ばれており、その独特のキャラで絶大な人気を誇っているんです」(前出・スポーツ紙記者)
「半沢直樹」がもたらした社会現象は、もはや国内にとどまらず海外にまで波及し、様々にイジられていたようだ。
(窪田史朗)