エンタメ
Posted on 2013年11月15日 09:54

「雪男の正体」は古代ホッキョクグマだった!(3)まだまだ謎な雪男の存在

2013年11月15日 09:54

 UMA研究家らはこの発表をどのように受け止めているのか。作家で日本におけるUMA研究の第一人者、並木伸一郎氏に話を向けると、

「そもそもCNNの報道のオックスフォード大学が調査した毛皮の生物が、イエティとは別の生物だったのでしょう」

 と“雪男存在説”を採る。

「確かにヒマラヤ地方にはかなりの数のヒグマが生息しています。彼らは2足歩行をし、全身が毛で覆われていることからイエティの正体として有力視されていることも確かです。しかし、日本を含む世界各国のパーティが夜間、明らかにヒグマとは異なる怪しい毛むくじゃらの生き物を目撃したり、謎の足跡や体毛を発見・記録しているんですよ。

 例えば1986年10月、イタリアの登山家ラインホルト・メスナーは記者会見まで開き、『私は登山中にイエティを見た。それは動物と人間を合わせた“ヒューマンアニマル”と言うべき生き物だった』と語っていますし、98年にはアメリカのクレイグ・カロニカもやはり、ゴリラのような姿形の2体のイエティと遭遇。スケッチも残しています。2002年には日本の登山家・小西浩文氏が標高4000メートルにあるチベット寺院に滞在中、“イエティ”と約1メートルという超至近距離で対峙したといいます」

 しかし‥‥たいへん失礼な話だが、これらの証言は、捜索費捻出のためのねつ造説を用いて否定できなくもない。すると、

「そもそも、霊長類型のUMA、獣人の生息の痕跡が残るのはヒマラヤだけじゃないんですよ」

 と、並木氏は語気を強めた。

「代表的なのが、アメリカの森林地帯で幾度も目撃されているビッグフットです。イエティと似た姿をしており、目撃者によるとその動きは人間そっくりだったといいます。アメリカ・フロリダ州に生息する伝説のUMA、“スカンクエイプ”もまた、類人猿のような容姿をしています。オーストラリアにはヨーウィ、ロシアにはアルマス、中国にはイエレンと、やはり似たようなUMAの目撃情報が寄せられています」

 DNA鑑定の結果が出たあとも、まだまだ謎が残り、多くの人がその存在を信じる“イエティ”。いつかその正体に決着がつく日が来るのだろうか。

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2025年03月23日 05:55

    胃の調子が悪い─。食べすぎや飲みすぎ、ストレス、ウイルス感染など様々な原因が考えられるが、季節も大きく関係している。春は、朝から昼、昼から夜と1日の中の寒暖差が大きく変動するため胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れやすく...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月18日 05:55

    気候の変化が激しいこの時期は、「めまい」を発症しやすくなる。寒暖差だけでなく新年度で環境が変わったことにより、ストレスが増して、自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、脳の血流が悪くなり、めまいを生じてしまうのだ。めまいは「目の前の景色がぐ...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月25日 05:55

    急激な気温上昇で体がだるい、何となく気持ちが落ち込む─。もしかしたら「夏ウツ」かもしれない。ウツは季節を問わず1年を通して発症する。冬や春に発症する場合、過眠や過食を伴うことが多いが、夏ウツは不眠や食欲減退が現れることが特徴だ。加えて、不安...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2025/8/5発売
    ■680円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク