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記事全文を読む→「猪瀬5000万円問題」で浮上した徳洲会“裏金帝王”徳田虎雄のすべてを暴く!(3)
政治とのパイプが太くなったことで、徳洲会病院は順調に病院数を増やしていった。しかし、権力の絶頂にいた虎雄氏は、02年、筋萎縮性側索硬化症(ALS)を発病する。重篤な筋肉の萎縮と筋力の低下を来す病気で、発病から3~5年で呼吸筋が麻痺し、自発呼吸ができなくなる。有効な治療方法さえ確立されていない難病だが、政治部記者が語る。
「05年、虎雄氏は政界を引退し、息子である徳田毅氏(42)=衆議院議員=に地盤を譲りました。夢は『息子を総理大臣にすること』で、もちろん“実弾選挙”も毅氏に引き継がれました。しかし、昨年12月の衆議院選挙で、徳洲会グループが毅氏の当選のために、地元の政界関係者を買収する目的で資金を提供したことが明らかになり、公職選挙法違反として、捜査のメスが入ったのです」
11月12日には虎雄氏の長女・越澤徳美〈なるみ〉容疑者(50)と次女・スターン美千代容疑者(46)が逮捕され、今月4日には、虎雄氏の妻・徳田秀子容疑者(75)が逮捕された。
当初は「選挙違反」だったが、捜査の過程で猪瀬直樹東京都知事に5000万円を無利子・無担保で「貸した」問題も明らかになったことは、周知のとおり。
政治部記者が続ける。
「政界で昵懇だったのは石原慎太郎と、亀井静香でした。慎太郎は虎雄の変わり果てた姿を見てボロボロ泣きました。猪瀬氏は慎太郎の資金源ごと都知事を継いだと言えます。慎太郎は『徳洲会の件は自分に関しては時効』と居直っていますね。『裏金』の管理は、虎雄1人で行っていましたが、病気の進行とともに家族がタッチするようになりました。複数の人間が扱った結果、記録を残すようになり、今回の捜査につながったのです」(政治部記者)
徳洲会が発行する「徳洲新聞」には「徳田理事長の1週間」なる小欄に面会者が全て公開されている。その顔ぶれは、小泉純一郎氏、九重親方、具志堅用高、華原朋美と実に多彩。全ての面会者にカネをばらまいていたかはわからないものの、人脈の広さがうかがい知れるだろう。
捜査が政治とカネの関係へ進んだ時、永田町の激震がどこまで広がるのか。
本澤氏が語る。
「虎雄氏はブルガリアに銀行を持っていたと言われており、政界に流れた彼のカネは爆弾です。民主党結党時に、虎雄氏が鳩山氏に資金を提供したという証言もあります。この問題で野党が自民党を追及できないのは、与野党を含めてスネに傷を持っている議員が多いからだと見ています」
中平氏は今年の夏に虎雄氏を見舞ったという。
「差し入れにスープを持っていったのですが、胃ろう状態なので管を通して胃に入れる状態です。『ちゃんと小説を書け、仕事をしろ』と言ってくれました」
次々と家族が逮捕され、晩節を汚した虎雄氏は、病院のベッドの中で何を思うのか──。
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