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記事全文を読む→追悼・千葉真一「風来坊82年」全秘話と「コロナ死」直前肉声(1)「コロナ後にハワイに行こうね」
日本が世界に誇るアクションスター・千葉真一が亡くなった。さすがの頑丈な肉体もコロナ禍には勝てず、ワクチン接種を拒否して82歳の生涯を終えたのだ。約60年の役者人生と、最期の瞬間をどう過ごしたのか──。週刊アサヒ芸能に残した貴重なインタビューの数々と、ごく近い人物たちの最新の証言で振り返る。
名作がずらりと並ぶ。「キイハンター」(68~73年、TBS系)、「仁義なき戦い 広島死闘篇」(73年、東映)、「柳生一族の陰謀」(78年、東映)、「影の軍団」(80~85年、フジテレビ系)、「戦国自衛隊」(79年、角川春樹事務所)など、アサ芸読者にしてもシビれた作品ばかりのはずだ。
千葉真一は7月末に新型コロナウイルスに感染し、しばらくの自宅療養のあと、8月8日から入院。酸素吸入などを続けたが回復せず、意識もなくなった状態で8月19日に亡くなった。長男の新田真剣佑(24)は渡米中だったが、次男の眞栄田郷敦(21)は防護服をつけ、最期を看取っている。8月20日の火葬にも、15年に離婚した元夫人とともに立ち会った。
没後に事務所が公表したのは「ワクチン接種を拒否していた」ということ。かつて「テレホンSEXの女王」と呼ばれ、現在は歌手として活動する清水節子は、亡くなる直前まで千葉にこう言われ続けた。
「せっちゃん、ワクチンを体に入れたらダメだぞ。異物を入れられるんだから絶対に打っちゃいけない」
千葉は常に〈肉体とは俳優の言葉である〉を格言としてきた。80歳を過ぎてもトレーニングは欠かさなかったが、ワクチンへの抵抗が「仇」となった形だ。
実は清水は、千葉の生前最後の仕事をともにしている。30年来の友人として、千葉を自身のステージに招き入れたのだ。
「横浜のロイヤルパークホテルで、企業のパーティーに営業ゲストとして出たの。そこに千葉さんも呼んで、吉幾三さんに作っていただいた『粋な関係』をデュエットしたわ。それから千葉さんはひとりでビリー・バンバンの『白いブランコ』など2曲を披露してくれて、その日はとても元気そうだったのよ」
それから数日後に感染が判明したことになる。清水は千葉にメールを送ったが返信はなく、8月1日に電話を入れた。
「息苦しそうだったけど、まだ会話はできたの。私が冗談で『今死んじゃったらこないだのデュエットがプレミアつくわよ』って言ったらハハハと笑って。ポツリと『コロナが落ち着いたらハワイに行こうね』って言ったのよ」
結局、その後に入院。千葉が病院から生還することはなかった。晩年の千葉は、子供たちの活躍とは裏腹に、窮状が伝えられていた。清水はそのため、少しでも収入になるようにと、千葉に仕事を回していた、と述懐する。
「年に2回の私のリサイタルにはゲストとして呼ぶし、6月27日には、たまプラーザでの宝石展示会にも千葉さんと一緒に行ったの。5年前には、54歳年下の女子大生だった新恋人を紹介されたこともあったわ。ずいぶんと太っている子って印象だったけど、千葉さんが『ぜひ会ってください』と言うものだから。もう別れているみたいだけど」
清水は今でも、千葉の「ワクチン拒否」をたしなめていたら、と悔やんでいる。
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