スポーツ

「松井秀喜争奪戦」でヤンキースが巨人に完封勝利?(2)

201402131

 巨人番記者が語る。

「原監督が結果を出しているので、このまま長期政権となっていく可能性はあります。一方で、フロントは新聞の部数増のために現在、人気の劇的回復を目指しているんです。そうなると、改革のための次期監督候補の中でも、松井という大スターの名前が誰よりも優先されるのは当然で、現場の混乱もおかまいなしに『まずは原監督の下で松井ヘッドコーチ』といった具体案まで飛び出しました」

 もちろん、メジャーでも多くの経験を積んだ松井臨時コーチの指導は、チームにプラスとなる面はあるはず。だが、心配されているのがフロントの暴走だ。

 2月11、13日には松井氏と長嶋氏の2人がグラウンドにそろい、いわば“御前試合”が行われる。そして、なんとこの日までにベテランも含め、全選手がコンディションを仕上げてくるよう、異例の指示が出されているというのだ。

「例年であれば3月中旬のオープン戦、東京ドームの開幕戦でレギュラー陣勢ぞろいという調整です。例えば、今年はFA移籍してきた大竹に川口投手コーチは、1年目だけにマイペース調整を伝えていますが、その約束もホゴにされる。“松井監督実現”という目標に向かう一大イベントを盛り上げるため、まるでケガ人を出すこともいとわずに早く仕上げることを求められる選手の間からは、『全員がWBCだよ』という声まで出ています。原監督もたまったものではないでしょう」(球界関係者)

 まさかチームを強化するはずが、かえってマイナスとなる。これでは、ますます松井氏の本意ではない方向へと向かってしまうではないか。そもそも松井氏は、先のように宮崎での臨時コーチ就任には乗り気ではなかったという。

「松井は02年オフにFAで巨人を出る際に、当時の球団幹部に『誰のおかげで、ここまで来れたと思ってるんだっ!』と吐き捨てられましたからね。結局、尊敬する恩師・長嶋氏の名前を出されるとムゲにはできませんから、“臨時”という形であったから協力したのでしょう」(スポーツ紙デスク)

 そして放っておかないのが、海の向こうからラブコールを送るヤ軍である。

「ヤ軍は現在、ジラルディ監督と17年シーズンまでの4年契約を結んでいますが、次期監督候補には、松井が気がねなく話し合える盟友・ジーター(39)が取りざたされている。その際は、松井の打撃コーチとしての入閣も期待されていますね」(メジャー担当記者)

 いずれにせよ、引退してもなお、日米で海を隔てて争奪戦を起こす松井氏の実力に脱帽である。

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
2軍暮らしに急展開!楽天・田中将大⇔中日・ビシエド「電撃トレード再燃」の舞台裏
2
不調の阪神タイガースにのしかかる「4人のFA選手」移籍流出問題!大山悠輔が「関西の水が合わない」
3
ボクシング・フェザー級「井上尚弥2世」体重超過の大失態に「ライセンスを停止せよ」
4
「メジャーでは通用しない」藤浪晋太郎に日本ハム・新庄剛志監督「獲得に虎視眈々」
5
新庄監督の「狙い」はココに!1軍昇格の日本ハム・清宮幸太郎は「巨人・オコエ瑠偉」になれるか