スポーツ

プロ野球キャンプイン!セ・パ12球団の地雷地帯を先取りガイド(2)

20140213w

 今年も優勝候補筆頭の巨人の連覇阻止に燃える阪神は、今季中に国内FA権を得るエース能見篤史(34)の周辺がかまびすしい。阪神担当記者が語る。

「昨年8月の巨人戦、9回に同点に追いつかれ交代を告げられると、ベンチでグラブを叩きつけて怒りをあらわにしました。さらにCS広島戦ではまさかの3戦目登板予定で、出番が回ってこなかった。こうした不満が積もり、和田豊監督(51)との間にすきま風が吹いているとの観測もあり、各球団の編成担当が偵察隊となり、FA強奪の準備をしています」

 エース流出という万が一に備え、藤浪晋太郎(19)のスケールアップは欠かせないのだという。

 将来の阪神を背負う藤浪は昨年、一緒にお立ち台に上がった高校の先輩、西岡剛(29)にこんなことを言われている。

「(出身校の)大阪桐蔭はアホばっかりですけど、コイツだけはちゃうんです」

 阪神担当記者が続ける。

「球団幹部は『あんなこと言うのはやめてくれ』と大慌てでした。もうテレビで流れてしもうてるのに。今年も球団はマスコミを警戒して、あれを言うな、これをするな、とズバズバ物を言う西岡を抑えるために必死になっている。でも、そんなもの屁とも思っていないのが西岡です。舌禍、言いすぎ、そのうち何かが必ず明るみに出るでしょうね」

 中日・落合博満GM(60)はかねてから「現場には介入しない」と明言しているが、実際はどうなのか。球団関係者はこんな不安を漏らすのだ。

「キャンプ後半、実戦が始まったらおとなしくしていられるかどうか。落合GMが参謀として送り込んだ森繁和ヘッドコーチ(59)は、谷繁元信選手兼任監督(43)の采配、選手への接し方などを逐一、落合GMに報告します。それを受けてどう動くのか。そもそも落合GMは自主トレ期間中、野球協約違反を疑わせる行動に出ています」

 その行動とは、打撃練習中の松井佑介(26)を捕まえて打撃指導をしたことが問題視された一件である。球団関係者が続ける。

「コーチには何の了解も取らずに教えたのです。そりゃ、コーチはおもしろくありませんよ。こうして現に自分の理論で教えているわけで、キャンプでも絶対におとなしくできるはずがありません。変な打ち方をしていたら『お前、何であんな打ち方をするんだ』と口を出すし、あるいは指導するコーチを槍玉に上げたりもするのでしょう」

 谷繁監督との「現場介入バトル」は、オープン戦より熾烈なものになりそうである。

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , , , , , , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
2軍暮らしに急展開!楽天・田中将大⇔中日・ビシエド「電撃トレード再燃」の舞台裏
2
不調の阪神タイガースにのしかかる「4人のFA選手」移籍流出問題!大山悠輔が「関西の水が合わない」
3
ボクシング・フェザー級「井上尚弥2世」体重超過の大失態に「ライセンスを停止せよ」
4
「メジャーでは通用しない」藤浪晋太郎に日本ハム・新庄剛志監督「獲得に虎視眈々」
5
新庄監督の「狙い」はココに!1軍昇格の日本ハム・清宮幸太郎は「巨人・オコエ瑠偉」になれるか