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記事全文を読む→山崎真実 自分の演技は「アラばっかり探しちゃいます」
テリー 今度の映画は実際に西成で撮ったの?
山崎 はい。私は西成のシーンがなかったので、行ってないんですけど。
テリー 生まれは大阪でしょ。行ったことは?
山崎 一度もないです。
テリー どうして出ることになったの?
山崎 以前、板尾創路さんが主演の「電人ザボーガー」という映画に出演させていただいて。それを見た上西雄大監督が候補に挙げてくださったみたいです。
テリー じゃあ、オーディションがあったわけじゃないんだね。
山崎 はい。
テリー でも、おもしろい作品だったね。俺、いきなり最初から惹きつけられましたよ。
山崎 ありがとうございます。私も懐かしい感じがして、すごくおもしろい映画だなって思いました。なんか昭和感というか、最近あまり見ない作風だなって。
テリー 俺がおもしろいと思ったのはさ、主人公のゴローが圧倒的に強いじゃない。一発殴ると相手がドーンと倒れちゃう。普通だと2、3発殴り合う殺陣があったりして面倒だけど、すごく潔くて、痛快だよね。
山崎 そうですね。後篇(「西成ゴローの四億円─死闘篇─」)は、そういうアクションとかがもっと派手になっていて。前篇と後篇ではまったく色が違う映画になってます。
テリー そうなんだ。俺はまだ前篇しか見てないんだけど、それは楽しみだな。で、山崎さんの役がまたすごくいいんだよね。
山崎 はい。ほんとにありがたいことに。
テリー 主人公の元奥さんの真理子という女性で、大学教授だったんだけど、ゴローが殺人の嫌疑をかけられて、大学を辞めざるを得なくなるんだよね。
山崎 しかも娘が難病にかかってしまって、海外で心臓移植をするのに4億円が必要で。SM嬢をしながら治療費を稼いでいるんです。
テリー 演じるにあたってSM嬢の勉強もした?
山崎 してないです。
テリー ダメじゃん! 「アサヒ芸能」的にはそこが一番大事なのに。
山崎 そうなんですか(笑)。私は、娘に対するお母さんの愛情みたいなところが一番大事かなと思ってたんですけど。
テリー 監督からは、どういう演技指導があったの?
山崎 「ゴローが命を賭けて4億円を稼ぐ活力になるのが真理子と子供だから、真理子にはきれいでいてほしい」って言われました。
テリー あ、監督さすがだな。いくら生活に疲れていても、どこかで凛とした美しさを保ってくれてないと男は頑張れないもんな。
山崎 それで後篇の病室のシーンでは、メイクさんとか照明さんとか、全部署の方に「山崎さんをきれいに撮るようにベストを尽くせ」って指示を出して、撮影してくださったんです。
テリー じゃあ、そこが山崎さんの一番の見どころかな。作品を見て、自分の演技はどうだったの?
山崎 あんまり客観的に見られなくて、自分のアラばっかり探しちゃいますね。前篇もそうですけど、特に後篇はベテランの先輩方がたくさん出てらっしゃるので、「私の芝居、悪目立ちしてないかな」とか。
テリー あ、そう? いくら子供のためとはいえ、風俗で働くって不器用な女性じゃない。それが山崎さんに合ってたし、俺はすごくよかったと思うけどな。
山崎 そうですか。うれしいです。何度も見ると「よし、大丈夫」って思える時もあるんですけど。やっぱり不安は消えないですね。
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