“大谷狂騒曲”がスタートした。2月26日にWBC侍ジャパンはバンテリンドームで合同練習を公開。そこにドジャースの大谷翔平が現れるや報道陣は色めき立つのを隠せなかった。2月24日に米国から帰国していた大谷は、26日に羽田空港発のチ...
記事全文を読む→異端発掘!ニッポン「ロック革命的名盤」/東洋思想と精神世界観「ファーラウト」の早すぎた実験的サウンド
ベルベット・アンダーグラウンドの「バナナ」や、ピンク・フロイドの「見返り乳牛」に匹敵する、ロープに洗濯ばさみで吊るされた軍手のジャケット。タイトルもバンド名もなし。それが、73年にコロムビアからリリースされた「ファーラウト」唯一のアルバム「日本人」だ。
ファーラウトとは、マリファナを吸い、サイケデリック・ミュージックを聴いていたヒッピーたちの間で、ドラッグにより引き起こされる「飛ぶ」という現象のスラング。
そんなバンド名で、リーダーの宮下文夫(vo)を中心に、元頭脳警察の左右栄一(g)、石川恵(b)、前田トミオ(dr)によって71年に結成。彼らは当初、ブリティッシュ・ハードロックに傾倒していた。
だが宮下が、元ランチャーズのギタリストで琵琶奏者に転向した喜多嶋修とのコラボ・アルバム「新中国」制作に参加したことで、徐々に「東洋思想」を好むようになり、それが明確に打ち出されたのが、ピンク・フロイドの「おせっかい」や、ムーディー・ブルースの「夢幻」を彷彿させる、A面「Too Many People」、B面「日本人」の2曲のみで構成された、このアルバムだった。
両曲とも、スペイシーなサイケデリック・ロック・サウンドが展開される、20分弱の長尺。宮下のヴォーカルとムーグに絡み合う、左右のフリーキーなギター。ドラムスが前田からアライ・マナミにスイッチされ、さらに「新中国」の同志たる喜多嶋修と、フラワー・トラベリン・バンドのジョー山中がゲスト参加したことで、より精神世界観を意識した作りになっている。
彼らの中で起こった化学反応によって、タンジェリン・ドリームやクラウス・シュルツらのジャーマン・ロック・アーティストが試みた実験的な音作りに、東洋的なメロディーが加わることとなり、それが当時の日本ロック界にファーラウトという比類なきバンドを形成させることになったのである。
しかしなにぶん、現れる時代が早すぎた。
ファーラウトはこのアルバムをリリース後、メンバーチェンジを経て、74年夏の日本最大のロック・コンサート「ワン・ステップ・フェスティバル」に参加するも、音楽的方向を決められぬまま、解散。
その後、宮下は東洋的なコンセプトをさらに発展させるべく、伊藤明、高橋正明(後の喜多郎)らと、ファー・イースト・ファミリー・バンドを結成。日本におけるスペース・ミュージックを欧米に知らしめていくことになる。
(山川敦司)
1962年生まれ。テレビ制作会社を経て「女性自身」記者に。その後「週刊女性」「女性セブン」記者を経てフリーランスに。芸能、事件、皇室等、これまで8000以上の記者会見を取材した。「東方神起の涙」「ユノの流儀」(共にイースト・プレス)「幸せのきずな」(リーブル出版)ほか、著書多数。
アサ芸チョイス
自転車など軽車両に対する「青切符制度」が、今年4月1日からいよいよ導入される。これまでは悪質な交通違反に対してのみ「赤切符」が適用されてきたが、自転車による事故の多発を受け、4月以降は比較的軽微な違反に対しても「青切符」が切られることになる...
記事全文を読む→ハックション!そんな忌々しいくしゃみの音が、日本列島を包み込む季節がやってきた。だが今年は少し様子が異なっているようだ。政府がブチ上げた「花粉症解決に向けた杉林の伐採・植え替え」が全国で本格化。長年、花粉症という国民病に苦しんできた人たちに...
記事全文を読む→ペットを飼っている人にはどうにも気になって仕方がなくなるポスターが、動物病院に貼ってあった。入り口横にある「恐ろしいマダニ媒介疾患」というやつだ。我が家には猫が3匹いるので、否が応でも「動物だけでなく人間にも感染し生命さえも脅かす」というコ...
記事全文を読む→

