芸能

飯尾和樹(ずん)「心の中では結構舌打ちしてます」

●ゲスト:飯尾和樹(ずん)(いいお・かずき) 1968年、東京都生まれ。1990年、浅井企画に所属。お笑いコンビ「チャマーず」「La.おかき」を経て、2000年、「ずん」結成。2001年、「笑っていいとも!」(フジテレビ系)のレギュラーとなり、知名度を上げる。現在は「さんまのお笑い向上委員会」「ノンストップ!」(共にフジテレビ系)、「ZIP!」(日本テレビ系)、「飯尾和樹のずん喫茶」(BSテレ東)など多数のバラエティー番組に出演中。近年は多くのドラマや映画にも出演、役者としても活躍。最新著書「師匠!いらしたんですか」(PARCO出版)発売中。

「ぺっこり45度」や「忍法メガネ残し」など、じんわりと来るギャグでバラエティー界を席捲中の「ずん」の飯尾和樹。近年は役者としてもドラマや映画で活躍中だ。8年前に天才テリーから言われた、今も肝に銘じているひと言とは? 癒やし系とも言われる真実の人柄に迫る!

テリー 毎日忙しいね。

飯尾 いいえ、テリーさん、とんでもないです。20代の頃、ヒマで床ずれできるぐらい寝てましたから。

テリー 何なの、この人気の秘密は。

飯尾 いやぁ、同期のキャイーンやネプチューンとかが冠番組という自分の城を持って、そこに招待してくれるんですよ。あと、昔ADだった子が出世して、「やっと飯尾さんをブッキングできるようになりました」って言ってくれたり。僕じゃなくて、周りが育ってくれたという。

テリー でも、それで呼ばれるのは飯尾さんの人柄じゃない。よく癒やし系とか言われるでしょう。

飯尾 いや、癒やし系でも何でもないですよ。好き嫌いもはっきりしてますし、心の中ではけっこう舌打ちしてます。

テリー そうなんだ(笑)。生まれは東京?

飯尾 はい。世田谷と目黒の区境の下馬(しもうま)っていう。

テリー え、あんないいところに家があるの? 今も?

飯尾 はい、実家は。

テリー お金持ちじゃない。

飯尾 いやいや、テリーさんやめてくださいよ。両親は目黒区役所で共働きだったんですよ。僕が5歳の時に、親父が「そろそろ一軒家を買おう」って、最初は向ヶ丘遊園(神奈川県)が候補にあったんですよ。

テリー ああ。あそこもいいところだけど都心までは少し遠くなるね。

飯尾 そうなんですよ。だから、共働きで何かあったらすぐ駆けつけられるように、家はちょっと狭くなるけど「じゃあ、下馬で」って、親父が勝負してくれたんですね。でも、「3年遅れたら買えなかった」って言ってました。タイミングがよかったんですよ。

テリー でも、下馬なんてお坊ちゃんだよね。

飯尾 いや、でも公務員ですから。「和樹の誕生日は12月22日だから、クリスマスプレゼントと一緒な」みたいな、都合のいいところで簡略化されて。ほんと波風の立たない、ドル円で言えば1ドル105円とか110円の、安定した生活でした。

テリー 子供の頃からお笑いは好きだったの?

飯尾 両親がいつもテレビでバラエティーをつけてて、ずっとお笑いを見てまして。小松政夫さんと伊東四朗さんの「電線音頭」とかを見て、「なんだこれ」って。僕ら世代の王道ですね。大将(萩本欽一)やドリフターズがいて、「THEMANZAI」や「オレたちひょうきん族」があって、とんねるずさん、ダウンタウンさんがいてっていう。やっぱり小学生ながら6時間授業で、45分×6、興味ないことでもずっと座ってたわけじゃないですか。そのストレス発散で見てましたね。ゲラゲラ笑って寝るっていう。

テリー そうすると当時からおもしろい子だったの?

飯尾 いや、おもしろいことを思いついたら、次の日友達にボソボソって言って、6人ぐらいでゲラゲラ笑ってるみたいな。女子からは「何が楽しいんだろうね」って思われてるような、普通の子だったと思います。

カテゴリー: 芸能   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
あの「号泣県議」野々村竜太郎が「仰天新ビジネス」開始!「30日間5万円コース」の中身
2
フジテレビ・井上清華アナ「治らない顎関節症」と「致死量ストレス」の不穏な関係
3
新2軍球団「オイシックス新潟」でくすぶる元広島・薮田和樹と元阪神・高山俊の「1軍復帰ロード」
4
3Aで好投してもメジャー昇格が難しい…藤浪晋太郎に立ちはだかるマイナーリーグの「不文律」
5
「コーチに無断でフォーム改造⇒大失敗」2軍のドン底に沈んだ阪神・湯浅京己のボコボコ地獄