スポーツ

「混戦ダービー」をスポーツ紙3社の穴党記者が大胆予想(2)左回りが得意な“ベルキャニオン”

20140605s

水戸 紅一点のレッドリヴェールだが、418キロと小柄ながらも小さく見せないところがいい。

豊島 勝ち負けという点では、どうでしょうかね。ハープスターを避けてダービーを選択したという噂があるぐらいですから。

椎名 それに乗り替わるんですよ、福永騎手に。これはマイナス材料です。騎手のうまいヘタじゃなくて、ダービーって乗り替わった馬は勝てない。本当に勝ちたいなら、前走と同じ戸崎騎手で臨むべきでしたね。

水戸 能力は高いと思うんだがな。ちなみに、2年連続でディープインパクト産駒が勝利しているけど、サンデーサイレンスは過去に3連覇してたんだっけ?

椎名 はい。スペシャルウィーク、アドマイヤベガ、アグネスフライトです。

豊島 じゃあ、今年もディープ産駒ですかね(笑)。

水戸 可能性はあるぞ。よし、椎名の本命のトーセンスターダムもディープ産駒だが、同じディープでも私はベルキャニオンでいく。

豊島 エッ! そうなんですか。僕も本命にしようか迷ってたところだったんですよ~。

水戸 さすがは豊島、いいところに目をつけてるな。そもそも今年は大混戦。条件戦のように、やたら左回りが得意だとか、その距離が圧倒的に強いとか、騎手との相性が抜群にいい、みたいな馬が来るんじゃないか。

豊島 一芸に秀でているみたいな馬ですね。

水戸 そう。東京での勝ちっぷりを見ると「何で中山でモタついてたんだ」っていうぐらい、東京はいい。

椎名 ディープ産駒は、もともと中山は向いてないんですけど、特に今年は合わない馬場でした。ただ、この馬はローテーションが強行軍すぎますよ。その点、トーセンスターダムはダービーに直結するきさらぎ賞組。きさらぎ賞を勝って皐月賞で負けて、ダービーで巻き返すのは、非常によくあるパターンですから。ダービーを見据えたローテーションも好感が持てます。

豊島 確かにベルキャニオンのローテーションはなかなか勝てないですけどね。プリンシパルS組はダンスインザダークが2着に来たぐらいじゃないですか。スケールのある馬ですから怖い1頭ですけど、ローテーションが厳しいだけに、直前の動きには注目しないといけないですね。

水戸 それはそうだ。じゃあ、ワールドインパクトのほうはどうだ。穴人気になりそうだけど。

豊島 う~ん、こういう500万でモタついていた馬が勝ってはいけないのが、ダービーでしょう。

椎名 この馬はタメてこそ。勝つには厳しい脚質ですよね。着狙いなら、3着はあるかもしれないけど。

水戸 まあ、成績が安定しているというのは、それだけ力がある証拠ではあるが、他の馬と比べると一枚落ちる感じはするよな。

◆プロフィール 水戸正晴 サンケイスポーツ記者。記者歴30年以上。穴党にファンが多い。本誌で「万券を生む血統論」を連載中。

◆プロフィール 椎名竜大 スポーツ報知記者。記者歴14年。10年に穴党に転じた直後のスプリンターズSで35万馬券を的中し、一気にブレイク。

◆プロフィール 豊島俊介 デイリースポーツ記者。記者歴8年。徹底取材で得た陣営の思惑にレース展開を加味した大穴予想で知られる。

◆アサヒ芸能5/27発売(6/5号)より

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<夏ウツ>日照時間の長さが睡眠不足と関係!?

    340060

    急激な気温上昇で体がだるい、何となく気持ちが落ち込む─。もしかしたら「夏ウツ」かもしれない。ウツは季節を問わず1年を通して発症する。冬や春に発症する場合、過眠や過食を伴うことが多いが、夏ウツは不眠や食欲減退が現れることが特徴だ。加えて、不安…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<めまい>ストレスや睡眠不足で耳鳴りや難聴も!?

    339610

    気候の変化が激しいこの時期は、「めまい」を発症しやすくなる。寒暖差だけでなく新年度で環境が変わったことにより、ストレスが増して、自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、脳の血流が悪くなり、めまいを生じてしまうのだ。めまいは「目の前の景色がぐ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<胃の不調>寒暖差ストレスで自律神経の乱れ!?

    336213

    胃の調子が悪い─。食べすぎや飲みすぎ、ストレス、ウイルス感染など様々な原因が考えられるが、季節も大きく関係している。春は、朝から昼、昼から夜と1日の中の寒暖差が大きく変動するため胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れやすく…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
綾瀬はるかに大笑い!「葉っぱで胸隠し」「バカシャツ」NHK終活ドラマは「名場面」だらけ
2
「なぜこの日に会見を!?」ウルフ・アロン新日入りに「不満ブチまけ」選手のやりきれないホンネ
3
「日本維新の会」都議選惨敗を招いた吉村洋文府知事の「候補者置き去り応援演説」
4
棚橋弘至が全面演出6.30新日本プロレス「大盤振る舞い」「夢のタッグ」なのにチケットが売れない!
5
井ノ原快彦「前代未聞のリタイア」で大物俳優の顔に泥を塗った「消えない汚点」