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記事全文を読む→「コロナ感染症ベイビー」の悲惨医療現場(1)産まれた直後から別室で隔離
新型コロナの第7波も落ち着きをみせたかと思いきや、11月に入ると全国で6万人超の新規感染者が報告された。しかも感染者数は増えており、第8波も待ったナシ! 再び医療の逼迫も懸念されるが、実は出産現場では常に妊婦や赤ん坊がコロナで苦しんでいるのだ。そんな悲惨な医療現場をレポートする。
フジテレビの今期ドラマの舞台にもなっている小児科集中治療室。生まれたばかりの0歳児が集中治療を受ける「NICU」、1歳以上の子供が集中治療を受ける「PICU」、そして生まれたばかりの子供たちが集められた「新生児室」などがある。これらの部屋から離され、別室で一人ぼっち、誰からも抱かれることもなく、か細く泣く赤ん坊がいる。母親が新型コロナに感染したため、出産直後から隔離されている赤ん坊だ。
「母親が感染している赤ん坊は帝王切開で取り上げられ、そのまま医師が別室に隔離します。たとえ防護服を着ても他の赤ん坊への院内感染リスクがあるため、母や助産師、看護師が抱き上げることはありません。昼夜を問わずずっと一人ぼっち、無機質な部屋の中で退院を待ちます」
そう語るのは地方の大学病院を経て、都内の私立大学病院で働くベテランNICU助産師だ。
「母親も個室に隔離中。助産師や看護師は必要最低限のお世話を短時間で済ませます。母親がオッパイをあげることもできないので、赤ん坊は生まれてきてから母親のぬくもりを一切知らない。助産師が小さな口に哺乳瓶をくわえさせるだけ。吸う力が弱いので、うまく飲めなくて泣きだしますが、どんなにかわいそうだと思っても感染リスクがあるため手を差し伸べられない。小さな体を震わせ、母を求めて泣き疲れては眠るの繰り返しです」(ベテラン助産師)
オミクロン株の登場後、インフルエンザよりはつらくなかったという経験談も語られるコロナ感染だが、妊婦だけは事情が異なる。妊娠中期から後期の妊婦がコロナに感染すると流産、早産の危険が高まり、ある日突然、心音が聞こえなくなる赤ん坊や、出産予定日より1カ月以上早くお腹から取り出される赤ん坊もいるという。
大人の親指ほどの太さの腕に点滴針が突き刺さり、泣く体力もなく、うっすらと目を開けた視界に広がるのは無機質な病院の照明だけ。両親の声や子守歌の代わりに聞こえてくるのはモニター音。母親が我が子を抱き締めるなど、赤ん坊とアイコンタクトを取れるのは、出産から数週間後ということもある。
医療ジャーナリスト:那須優子
アサ芸チョイス
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