スポーツ
Posted on 2014年06月05日 09:57

山口健治の“江戸”鷹の目診断「花月園メモリアル in 川崎」

2014年06月05日 09:57

地元・松谷秀幸◎だが原田研太朗も差はない!

 選手になる年齢制限がなくなり、遅れてきたアスリートの活躍が目立つようになった。

 GIII「花月園メモリアルin川崎」(6月5日【木】~8日【日】)は、小田原と交互に開催され、今回が5回目になる。12日からは高松宮記念杯が行われるため、S級S班やS1上位選手は不在だけに実力は拮抗。番狂わせもあるシリーズになりそうだ。

 昨年の小田原でGIII初優勝を飾り、2連覇がかかるのが地元の松谷秀幸。元プロ野球選手(ヤクルト)で、デビューから2年でS級入りしたのは、高い身体能力があるからだ。一貫して機動型として南関勢を引っ張ってきたが、最近はイン粘りもできるようになり、器用さが出てきた。ここのメンバーでは宮杯に出走する数少ない実力者の一人で、神奈川勢が多く、援護が期待できる。連覇を意識しているはずだ。

 遠征の猪俣康一はマウンテンバイクで名を売り、競輪選手になったのは35歳だったが、やはり2年でS級入り。昨年末にはヤンググランプリの覇者になっている。4月高知記念を【2】【1】【3】●【8】(●は決勝レースの着順)と好走、強烈な先行力は松谷の強敵になる。

 さて、並びと展開。南関は松谷─松坂英司白戸淳太郎の地元トリオと、鈴木裕和泉田喜一の千葉両者で別線になり、北日本は早坂秀悟竹内智彦。西日本勢は猪俣─三谷政史の中近コンビ、原田研太朗三ツ石康洋池田憲昭の四国ライン、九州は松川高大安東宏高か。他では西谷岳文が勝ち上がれば、中近は強力ラインになる。

 早坂が先手を取っても猪俣が巻き返し、もがき合いもある。原田と松谷はまくりに勝負を賭ける。

 本命は地元の利ある松谷だが、伊東共同通信社杯2日目から9連勝、ここ2場所連続完全Vと勢いに乗る原田も差はない。3番手評価は逃げ粘る猪俣と見た。

 伏兵は三住博昭(神奈川・61期)、96期の城幸弘(山梨)と東龍之介(神奈川)の3選手。45歳の三住は負傷欠場から復帰後、低迷していたが、前走・別府記念【3】【8】【6】【2】と復活を感じさせた。地元戦なら予選は突破する。城は松阪記念2連対、別府記念も3日目1着と動きのよさが目立つ。そして3月松山記念を【3】【1】【2】●【8】(●は決勝レースの着順)と大健闘し、1着を量産中の東に地元ファンは期待している。96期のこの2人には、4日間、徹底先行で戦ってほしい。

◆プロフィール 山口健治(やまぐち・けんじ) 1957年1月、東京都荒川区生まれ。競輪学校38回生卒業チャンピオンとしてデビュー。主なタイトルは日本選手権、競輪祭(2度)。09年1月引退。現在「スポーツ報知」評論家。

◆アサヒ芸能6/3発売(6/12号)より

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2013年11月26日 10:00

    11月8日、歌手・島倉千代子(享年75)が肝臓ガンで死去した。島倉といえば、演歌の王道を歩むように、その生き様は苦労の連続だった。中でも、莫大な借金返済で味わった地獄は理不尽極まりなかったようで──。島倉は、男を信じて手形の保証人となったせ...

    記事全文を読む→
    芸能
    2026年04月28日 16:30

    バナナマンの日村勇紀が当面の間休養に専念すると、所属事務所ホリプロコムの公式サイトで発表した。今年に入ってから体調を崩すことが多く、医療機関を受診した結果、休養が必要との判断に至ったのだという。「心身の回復を第一に、コンディションを整えなが...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    スポーツ
    2026年05月07日 06:30

    ゴールデンウィークが明けても再起の見通しが立たず、長すぎる空白期間を過ごしているのは、左内腹斜筋肉離れでリハビリ中のヤクルト・山田哲人内野手である。沖縄・浦添キャンプのシートノック中に脇腹の張りを訴え、戦線離脱。5月になっても打撃のひねり動...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/5/12発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク