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記事全文を読む→サンスポ、水戸正晴の万券を生む血統論「第64回安田記念はカレンブラックヒルが波乱呼ぶ」
今週は東京で「安田記念」が行われる。外国馬1頭の参戦もあるが、人気の中心はジャスタウェイだ。ただ、実績馬も多く、荒れ傾向のGI戦。はたして、凱旋ジャスタウェイが世界の強さを見せつけるのか、注目の一戦だ。
まさに豪華版。すばらしい顔ぶれだ。その筆頭は、文句なくジャスタウェイ。前走、世界最高峰の中距離GIであるドバイデューティフリーの勝ちっぷりは圧巻だった。強豪馬を相手にワンサイドゲーム。これで昨秋の天皇賞、中山記念に続いて3連勝。どれも他馬を寄せつけぬ完勝劇で、とうとう世界最強馬(レーティング130)に上り詰めるまでになった。
このジャスタウェイが最有力候補であることは間違いないが、ではこの馬で“絶対”かと問われれば簡単にうなずくわけにはいかない。
前走をレコードで快勝したワールドエースにグランデッツァ。昨年のマイルCSの覇者トーセンラー、復活なったカレンブラックヒル。上がり馬であるエキストラエンド、フィエロ。さらには紅一点ホエールキャプチャ。そして、快進撃を続ける3歳馬ミッキーアイル他、強豪がひしめいている。
日本競馬の層がいかに厚いかだが、であるからこそ、ジャスタウェイ側から見ても楽な競馬は望みにくいはずである。
ゆえにファン必見の豪華版なのだが、力量に大きな開きがないのであれば、人気どおりには決まりがたいのではないか。
実際、堅く収まっているように思いたくなる安田記念だが、意外にも波乱含みのGIなのだ。過去10年で半数が馬単で万馬券になっており、3連単では40万円台、30万円台がともに2回ずつ飛び出ている。ならば穴党としては、ジャスタウェイは単穴(▲印)まで。他の有力候補に目を向けてみたい。
狙いは、カレンブラックヒルだ。長らく低迷が続いていたが、前走のダービー卿CTでは57.5キロのハンデ頭ながら、インから鋭く伸び、1年半ぶりに勝ち鞍をあげた。
「昨年は体調を崩して覇気が感じられなかったが、今年は前向きさが戻って雰囲気が実にいい。本来の姿にほぼ戻ったと見てもらっていい」
こう言って仕上がり状態のよさを強調するのは平田調教師だが、なるほど、先週の追い切りの動き、1週前のそれは、ともに軽快かつリズミカルで文句なし。
であるなら、この馬の実績を思えばあらためて注目する必要があるのではないか。3歳時には無傷の4連勝で、安田記念と同じ舞台のNHKマイルCを制した馬。この勢いで秋には古馬と初顔合わせとなった毎日王冠を勝って5連勝。続く秋の天皇賞では健闘むなしく5着と敗れたが、18頭立ての16番枠と外枠の不利があってのもの。それでも勝ったエイシンフラッシュとコンマ4秒差。力があればこそだ。
その後は前述したように体調を崩してしまったが、復活したとあってはマイル戦の実績(6勝中5勝がマイル戦)がモノを言うはずである。
展開を読んでみようか。人気の一角、ミッキーアイルが逃げるのは自明で、今回は前走より斤量が3キロ軽い54キロでの出走。軽快に飛ばせるとあっては、しまいに賭けて後方に構えすぎていては苦しかろう。
ジャスタウェイは、ペースが速くなるマイル戦では中団よりやや後ろか。末脚自慢は、これをマークする形だろう。ミッキーアイルの直後はレッドスパーダだろうから、カレンブラックヒルは3、4番手での追走。ブラックヒルにとってまさに理想的な流れになるのではないか。実績ある道悪ならなおさらだが、晴雨にかかわらずチャンスは十分あると見た。
曾祖母ミセスペニーは仏オークスなどGI3勝の女傑(英2、3歳女王)で、ミセスリンゼイ(GI2勝)ほか、一族に活躍馬が多数いる良血。この馬の“地力”に賭けてみたい。
◆アサヒ芸能6/3発売(6/12号)より
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