芸能

「鎌倉殿の13人」女性ファンに「公暁ロス」をもたらす「佐藤浩市の息子」の怪演

 ネット上にアンチコメントがひとつも見当たらないほど、女性視聴者をメロメロにした──。「ロン毛ヒゲダン公暁」のことである。

 鎌倉幕府の実権争いを描いた、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」はいよいよ佳境に突入し、11月20日の放送では、鎌倉幕府最大の悲劇「実朝暗殺」前夜が描かれた。その中でも祖父譲りの怪演で見せ場を作ったのが、史実では実朝を暗殺したとされる源頼家の次男「公暁」を演じた寛一郎。三國連太郎の孫で、佐藤浩市の長男だ。芸能担当記者が解説する。

「17年公開の映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』でデビューした寛一郎は、キャスティング後に『佐藤浩市の息子』と発表され、世間をあっと言わせました。祖父を彷彿させる面長のイケメンで、生まれながらの銀幕サラブレッド。これまでは育ちのよさゆえに迫力にかけるのが、アダとなっていました。初の大河出演では、なんとなくナヨッとしたところがあった僧侶姿から一変。1000日法要に加え、実朝を殺して還俗し、将軍を目指す野望のために。肩まで髪を伸ばしました。その11月20日の放送では、父・佐藤浩市氏を凌ぐワイルドさと目力をいかんなく発揮。復讐に燃える公暁を怪演し、スポーツ紙各紙が絶賛しました」

 まさに、三谷マジックなのか。

 実は脚本を担当する三谷幸喜氏は、寛一郎を子供の頃から知っている。寛一郎が通っていた名門幼稚園の保護者の間では、今でもレジェンドとして語り継がれているエピソードがあるのだ。

 幼稚園の学芸会で保護者も出し物をしようということになり、佐藤が長年、確執のあった三國と朗読劇をすると申し出た。佐藤はその朗読劇の書き下ろしを、三谷氏に依頼。

「公暁並みに父への思いをこじらせていた佐藤と三國を、朗読劇を通じて和解させたのが三谷氏と寛一郎でした。大河の怪演で役の幅が広がり、もう3世俳優と呼ばれることはない。三谷氏からすれば、小さい頃から見守ってきた寛一郎に大河のクライマックスを託したということでしょう」(前出・芸能担当記者)

 そして今から「もっと公暁見ていたいけど、次回が怖すぎる」「次で退場するのは残念」と、女性ファンは「公暁ロス」に戦々恐々である。

カテゴリー: 芸能   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
あの「号泣県議」野々村竜太郎が「仰天新ビジネス」開始!「30日間5万円コース」の中身
2
フジテレビ・井上清華アナ「治らない顎関節症」と「致死量ストレス」の不穏な関係
3
新2軍球団「オイシックス新潟」でくすぶる元広島・薮田和樹と元阪神・高山俊の「1軍復帰ロード」
4
3Aで好投してもメジャー昇格が難しい…藤浪晋太郎に立ちはだかるマイナーリーグの「不文律」
5
「コーチに無断でフォーム改造⇒大失敗」2軍のドン底に沈んだ阪神・湯浅京己のボコボコ地獄