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記事全文を読む→ウエストランド「M-1優勝」余波(1)「勝てるのはあの日だけだった」と言ったおぎやはぎ/坂下ブーランの地獄耳芸能
昨年末、日本一の漫才師を決める「M-1グランプリ」で、爆笑問題の事務所に所属するウエストランド(河本太、井口浩之)が王者に輝いた。
井口の毒舌に、溜まっていたなんらかの不満が解消され、スッキリ爽快感を抱いた芸人や視聴者は多かったことだろう。有吉弘行は、
「ウエストランドの優勝でね、こっちもまたヤル気が満ち溢れてますよ」
売れてからは控えめにしていた毒舌が再燃しそうだ。
爆笑問題の太田光は22年、炎上騒動を繰り返す散々な年だったが、後輩コンビが優勝したことで、
「あれが唯一ね、俺にとって、去年のよくないことを帳消しにするような出来事だった」
と、年が明けてから諸手を挙げて喜んでいる。
また、東野幸治によれば、
「太田さんが自分のこと以上に、本当に喜んでて。『吉本勢がみんな、タイタンのウエストランドの優勝を喜んでるのが嬉しいんだよ』って」
一方で、その優勝に疑問を投げかける芸人もいる。おぎやはぎの矢作兼は、
「俺たちの知ってるコンテストだったら、優勝はさや香だよ。それでウエストランドは優勝してないけど、結果、面白いから傷跡を残して売れるっていう」
相方の小木博明も、
「ウエストランドが優勝できるのは、あの日だけだと思うよ。たまたま、あの大きい大会で勝っただけであって。本当は、ウエストランドは勝てないよ。いちばんいい空気をアイツらが持ってったんだよ。それも実力だけど」
なんだか素直に合点がいかない様子である。
M-1グランプリ2020王者のマヂカルラブリー・野田クリスタルは、自分たちが優勝した時に「ネタで転がっているだけで優勝できるなんて」と批判された経験があるだけに「悪口を言うだけで優勝」といったイメージのあるウエストランドの、これからの受難を想像するのだった。
「M-1パワーで悪口が許されるのか、通常通り許されず、全くテレビに出ないか。M-1チャンピオン史上、初めて。これからもどんどん、悪口言ってってほしいですね。台本にも書かれてるんじゃないですか」
なんだかんだ、みな王者に対して期待を込めているようだ。
(坂下ブーラン)
1969年生まれのテレビディレクター。東京都出身。専門学校卒業後、長寿バラエティー番組のADを経て、高視聴率ドキュメントバラエティーの演出を担当。そのほか深夜番組、BS番組の企画制作などなど。現在、某アイドルグループのYouTube動画を制作、視聴回数の爆発を目指して奮闘中。
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