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記事全文を読む→サンスポ、水戸正晴の万券を生む血統論「ひ弱さが影を潜めたオウケンブラックが勝つ!」
今週は3歳馬によるハンデ戦「ラジオNIKKEI賞」が福島で行われるが、過去5年のうち3年で2桁人気が馬券に絡む波乱の決着。一方、中京の「CBC賞」も、スプリントのハンデ重賞だ。今週は穴狙いが正解か!?
06年からハンデ戦となったラジオNIKKEI賞。当欄で何度も書いたことだが、目下成長期にある3歳の若駒同士の一戦。各馬の差が開こうとしているこの時期に実績をもとにハンデ差をつけて競馬をさせることに、どんな意味があるのだろう。
馬券的には一見、おもしろいと思われるが、“成長”というファクターの見極めは困難。ゆえに(秘めた)能力は高いのに、予想外に軽いハンデで済んでしまう馬も出てくる。以前のように定量(牝馬2キロ減)、もしくは別定(重賞で1、2着して賞金加算されている馬は規定に従って斤量増)で戦わすのが筋というものだ(トップハンデの馬は勝ったことがない)。
それはともかく毎度ハンデ戦らしく激しいレースになり、見応えある重賞だ。
過去10年を振り返ってみよう。1番人気は0勝、2着1回、3着2回。2番人気は3勝、2着2回、3着1回。最も連対しているハンデ馬は54キロで4勝、2着2回。次が55キロで1勝、2着3回。勝った馬で最も重かったハンデは56キロで1回のみ(57キロでは08年ノットアローンの2着1回のみ)。
つまり1番人気馬は“消し”で、2番人気でハンデ54~55キロの馬を中心視すべきということか。ま、いずれにせよ難解な一戦であることは間違いない。
人気は、どうだろう。クラリティシチーやショウナンワダチ、ピオネロのようなクラシック路線で上位争いを演じていた実績上位馬が分け合うはずだ。しかしこれらの馬は、56キロ以上のハンデは課せられそう。であるなら、頭から狙うのはデータからは危険だ。
悩むところだが、穴党として最も狙ってみたいのはオウケンブラックだ。デビュー戦(新馬)を快勝したものの、その後は伸び悩み、5戦目の前走、500万平場をハナ差でやっと勝ち上がった。なのでハンデは53キロ、重くても54キロまでだろう。
しかし、この馬のポテンシャルはかなり高いとにらんでいる。3戦目のあと、成長を促す目的で放牧休養させたのが奏功。休み明け後の前2走は、馬体が締まって見違えるようないい体つきになった。
「まだまだ良化の余地は十分あるが、以前のひ弱さが影を潜めた。これからが楽しみな馬」
田中剛調教師が、こう言って目を細めるほどだ。むろんのこと、この中間の状態もいい。1週前のWコースの追い切りでは好時計をはじき出し、併せたパートナーをネジ伏せてみせた。
手綱を取った田中勝騎手は「また一段と良化している」と、状態のよさを強調していた。
先行力があり、また、しまいもしっかりしている馬で、自在な脚質から小回りの福島コースはピッタリでもある。血統的にもまだ奥があると判断できる馬だ。曾祖母メジロエニフ(東京新聞杯3着)はオープンで活躍。近親にはメジロティターン(天皇賞・秋)、メジロライアン(宝塚記念ほか重賞3勝)など活躍馬が数多くいる良血。ならば大いに期待できるというものだ。
この梅雨時、道悪になる可能性もあるが、この馬は走りっぷり、血統(アグネスデジタル×アサティス)から問題ないはず。大きく狙ってみたい。
CBC賞もハンデ戦でおもしろい。期待を寄せたいのは、スイートジュエリーだ。前走は休み明け。14着もやむをえない結果だろう。といっても勝ち馬とはコンマ7秒差。使われての変わり身は十分だ。ダート馬と思われがちだが、芝の対応力もかなりのもの。ハンデは、恐らく52~53キロ。粘り腰と勝負強さから“一発”があっていい。
◆アサヒ芸能7/1発売(7/10号)より
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