「キンプリ」脱退や副社長を辞任した滝沢秀明など、退所騒動の激震がなおも続くジャニーズ事務所。そんな中、2020年10月に同事務所を退所した山Pこと山下智久が再ブレイク中だ。芸能記者が解説する。
「昨春は、嘘をつけない営業マン役を好演した『正直不動産』で自身初となるNHKドラマ初主演を果たし、さらに年明けから相次いで不動産会社のグッドコムアセットと、NTTドコモのオンライン診療アプリ『クリニクス』のCMに登場しています。元SMAPメンバーを除けば、山下のテレビの露出度の高さは辞めジャニ組の中では異例ですね」
特に芸能記者が驚くのがCM起用だという。
「山下はかつて週刊文春に未成年者との飲酒、ホテル同伴がすっぱ抜かれ、芸能活動自粛ののちジャニーズ事務所を退所している。ところが、スキャンダルの影響はみじんもなく、NTTドコモというナショナルクライアントのイメージキャラクターに抜擢されたのは意外でした。かつて主演した医療ドラマ『コードブルー』（フジテレビ系）の救命救急医師がハマり役だったことに助けられ、社会的地位の高い富裕層へのウケがいいのが、ジャニーズを辞めても干されない山下の強味でしょう」
そうなると、「あの呪われた映画」がテレビ放映される日も近いのでは、と期待しているのがテレビ関係者だ。いったい何のことか。
「呪われた映画とは、山下が主演をつとめた『実写版 あしたのジョー』のことです。この映画に出演した俳優がことごとくスキャンダルに見舞われているのです。山下は未成年者との一件があり、力石徹役の伊勢谷友介は2020年に薬物逮捕されました。マドンナ・白木葉子役の香里奈は、恋人と添い寝する艶っぽ過ぎる写真が2017年にFRIDAYにスッパ抜かれています。極めつきはジョーを育てた丹下段平役・香川照之の、銀座ホステス相手の乱暴狼藉事件です。主要キャストがこうも見事に芸能活動自粛に追い込まれた映画は珍しい。さすがに地上波放映は絶望的でしょうが、ケーブルテレビなどなら伊勢谷の執行猶予期間が終わる今年末に解禁されるかもしれません」
山下は、主演作が夏にアマゾンプライムで公開され、全国ツアーも予定されている。大活躍中の今の山Pなら、映画の「呪い」など吹き飛ばしてしまうに違いない。
