一見、裁判での勝利と芸能界復帰は関係がないように思える。
今回、紳助と吉本が提訴したのは、「週刊現代」10月15日号に掲載された「紳助、あんたはヤクザだ 紳助と極心連合会幹部が同席した『不動産取引』」と題された記事を巡ってである。
紳助は記事の内容にある不動産取引を「まったく覚えがない出来事」だとして提訴に踏み切った。
ところが、それ以上に気に入らないことがあった。
芸能記者はこう話す。
「特に、紳助サイドが訴状で問題視しているのは、週刊現代が見出しに掲げた〈あんたはヤクザだ〉という文言です。記事の内容と併せ読めば、この文言は『そこまでやったらヤクザと同じじゃないか』という指摘です。それを踏まえたうえで、この文言が電車の中吊り広告やウェブ上にも躍ったことが腹に据えかねたようです。つまり、記事を読んだ人数の何倍もの記事を読んでいない人が、この文言だけを見て『紳助=ヤクザ』という印象を抱いてしまうことを懸念しているということです」
そして、紳助は吉本と合わせて総額1億6500万円の損害賠償を求めている。
前出・吉本関係者が話す。
「紳助はあれだけの財を成したのだから、賠償金を取ってやろうと考えているのではありません。自身が経営している東京や大阪の飲食店、持ちビルの資産価値を見れば、食うに困ることはないでしょう。問題なのは、ヤクザとの関係を認めはしたが、それ以上のズブズブの関係、記事にあるようなヤクザとビジネスをするような間柄ではないということを裁判で認めさせて、芸能界復帰の障壁をなくしたいのでしょう」
芸能界、とりわけ紳助が活躍していたテレビ局はブラックなイメージがある人間を使いたがらない。ましてや、「暴排条例」が全国完全施行されて、芸能界の「暴排」機運は高まっている。
どうやって芸能界に復帰しようとしているのか。
芸能プロダクション幹部が言う。
「刑事事件で有罪になっても、執行猶予が付けば復帰できるのが芸能界です。紳助が復帰する方法はいくらだってあるでしょう。現役時代は、プロデュース業やアイドルの歌詞を書いたこともあるぐらいですから、まずは裏方で活躍して、世間の反応を見てから表舞台に出てくることも不可能じゃない。ましてや、赤字となった吉本も稼ぎ頭の紳助の不在を痛感しているといいますからね」
はたして、紳助親分はこの「報復戦」をみごとに制し、芸人として再び舞台に立つことができるのか。
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