「韓流という金づるに群がるフジテレビ」という構図に、著名人からは、放送業界の将来を危惧する声があとを絶たない。このままでは、日本のテレビは〝韓流〟に乗っ取られてしまうのだろうか。
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「フジが韓流に走る背景には芸能界の劣化があると思いますね。私はフジの偏向に腹立たしくなるより、むしろ悲しくなりました」 こう語るのは芸能ジャーナリストの肥留間正明氏である。
「フジの番組を見ていると、朝から芸人とは言えないお笑いタレントが顔を出し、外注で制作した番組ばかり。局で作っているドラマはごくわずかです。そんなことはフジに限ったことではないが、とにかくつまらない。
そもそも、番組をつまらなくしているのは芸能コンテンツの質が落ちているからです。かつて松田聖子はシングルを出すたびに、100万枚近くを出荷していた。ところが、今はAKB48が、やっと130万枚の初回出荷で話題になる始末です。その点、韓国のアーティストは歌もうまいし、スタイルも抜群。例えば、東方神起はジャニーズに比べて歌もうまいし、背が高くて踊りにもキレがある。月とスッポンですよ。フジが韓流で儲けようというのも、わからないではない」
フジテレビは今も「製パン王キム・タック」や「恋愛マニュアル」の韓流ドラマを放映している他、音楽番組では頻繁にKARAなどK-POP勢を出演させている。その構図は「日本の芸能人が束になってもかなわない」という証左ではないかというのだ。
加えて、フジのやり方はとにかく現金主義。今まではBS、CSを通じてドラマを買い付けていたので、韓流ドラマは割安だったが、フジは韓国で話題になったドラマは札びら攻勢でカネにものを言わせて放映権を押さえようとするのだ。そのため、韓流ドラマの相場は上がるばかりか、他の局はおこぼれにあずかるのがやっとだという。
放送ジャーナリストの金沢誠氏が言う。
「テレビ局がドラマ作りの企画からキャスティングまでやっていると、とてつもないカネがかかる。しかし、韓流ドラマを買うだけなら、割安です。フジテレビは今年3月期で65億円、制作費を削減することができたといいます」
つまり韓流ドラマは視聴率のみならず、制作費を抑えることができる理想的なコンテンツだというのだ。
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