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「史上最悪の投手」藤浪晋太郎に「アメリカにも日本にも行き場なし」の現役続行大ピンチ

 米大リーグ・アスレチックスで悪戦苦闘中の藤浪晋太郎が、いよいよ現役続行ピンチを迎えようとしている。

 藤浪は開幕から4度の先発で失敗。その後、中継ぎに配置転換されたが、その後も四死球を与えては痛打される悪癖が解消されていない。メジャー30球団中とされるチームにあっても競った場面では起用されず、敗戦処理の扱いだ。

 長年、メジャーを取材してきたスポーツライターが言う。

「今や藤浪はファンから『史上最悪の投手』というレッテルを貼られており、首脳陣も半ば諦めています。1年契約ということもあり3A、2Aに落として鍛え直すメリットはない。いつリリースされるか、時間の問題でしょうね」

 仮にアスレチックスを解雇されても、レンジャーズ傘下ラウンドロックでプレーしている筒香嘉智のように、もう一度マイナーでプレーし、メジャーから声がかかるのを待つ道はある。

 だが、阪神時代からプライドが高く、首脳陣のアドバイスにも耳を貸さなかった男が、マイナーリーグでコツコツと努力する姿は想像できない。

 そうなれば、来季以降は日本球界復帰を模索することになるが、現実はいばらの道だ。古巣の阪神はセ・リーグでも屈指の投手王国となり、現在のような状態の藤浪には声はかけないだろう。日本の球団で藤浪の獲得に踏み切る可能性があるのは、投壊に苦しむ巨人と、2年連続最下位に沈みかねない日本ハムの2球団だ。事実、巨人・原辰徳監督や日本ハム・新庄剛志はこれまでも、藤浪に興味を示す発言を繰り返している。

 だが、スポーツ紙ベテラン遊軍記者が言うには、

「原監督にしても新庄監督にしても、今季の成績によっては来季も監督業を続けられる保証はない。仮に2人が続投したとしても、人事権などありません。フロント主導になれば、藤浪の獲得などないでしょうね」

 現実は不透明なのである。

 NPB復帰の足掛かりを作るには、トライアウトもある。客寄せパンダ的な意味合いで獲得に乗り出す独立リーグでのプレーという道もあるが、現実的ではないだろう。

 かつてのライバル、大谷翔平は今や、メジャーでも唯一無二の「ユニコーン」と呼ばれている。それに引き換え、藤浪の立場はあまりに残酷すぎるのだ。

(阿部勝彦)

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