エンタメ
Posted on 2025年08月03日 12:00

「廃線」JR久留里線の代替バス運行に「これは鉄道より便利じゃないか」住民も観光客もウハウハ

2025年08月03日 12:00

 JR久留里線の久留里駅と上総亀山駅間における代替バス運行計画を、JR東日本が明らかにした。久留里線は乗客が減少し、特に久留里駅と上総亀山駅の間は1日あたりの平均通過人員が64人(2023年度)と落ち込んでいる。100円の営業収入を得るのに1万6821円(2022年度)の営業費用がかかる大赤字区間とあって、昨年、廃線が決まった。

 代替バスの運行本数は、久留里線の1日あたり8.5往復から増えて、13往復に。上総亀山駅近くの亀山やすらぎ館を起点に、久留里駅方面へと向かう4系統を設ける。病院やスーパーを通ることで、利便性を広げる計画だ。

 これには「鉄道よりも便利なのではないか」との評価が。鉄道ライターもこれに同意する。
「上総亀山駅発の上り列車は、1日8本しかありません。8時48分発の次は14時27分発と、6時間近くも動かない。バスは1日あたり13本に増えますから、便がない時間はもっと短くなる。系統が4つに増えることで、様々な地域を細かくカバーすることになり、住民にとってはかなり便利になると予想できます」

 バスへの転換は地元にとって大いに利点があると、鉄道ライターは続けて指摘するのだ。
「上総亀山駅の周辺は亀山湖を中心に、観光スポットが点在しています。もしここを通ることになれば、バスに乗って多くの観光客が訪れるかもしれません。久留里線は昭和を思わせる里山の風景を味わえる路線なので、木更津駅から久留里駅までは鉄道旅を、その先はバスで観光地をめぐる旅を楽しむことができそうです。久留里線とバスが乗り放題になるフリーきっぷを発売すれば、集客が期待できるでしょう」

 久留里線の廃線はJR東日本管内において、災害などをきっかけとしないものとしては初めて。バス転換が成功すれば、他の路線でも「バスとセットの廃線」が進むことになるかもしれない。

(海野久泰)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2026年01月14日 07:30

    昨年あたりから平成レトロブームを追い風に、空前の「シール」ブームが続いている。かつては子供向け文具の定番だったシールだが、今や「大人が本気で集めるコレクターズアイテム」として存在感を放つ。1980年代から90年代を思わせる配色やモチーフ、ぷ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年01月19日 07:30

    鉄道などの公共交通機関で通勤する人が、乗車の際に使っている定期券。きっぷを毎回買うよりは当然ながらお得になっているのだが、合法的にもっと安く購入する方法があるのをご存じだろうか。それが「分割定期券」だ。これはA駅からC駅の通勤区間の定期券を...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年01月22日 07:30

    今年も確定申告の季節がやってきた。「面倒だけど、去年と同じやり方で済ませればいい」と考える人は少なくないだろう。しかし、令和7年分(2025年分)の確定申告は、従来の感覚では対応しきれないものになっている。昨年からの税制の見直しにより、内容...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/2/3発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク