芸能
Posted on 2023年05月15日 09:57

今 陽子 ソロデビュー曲は「今も大っ嫌いで、それ以降1回も歌ってない」/テリー伊藤対談(2)

2023年05月15日 09:57

テリー ピンキラって4年しか活動してないんだね。なんで解散しちゃったの?

 もともといずみたく先生は、私をソロでずっとやらせるご計画だったみたいです。だけど、最初にソロでデビューした曲が売れそうもないひどい曲で。

テリー なんて曲だっけ。

 「甘ったれたいの」。これだけはほんとに私の汚点です。いずみたく先生にも怒りました。

テリー 何がそんなにダメだったの?

 当時、山本リンダさんの「こまっちゃうナ」がバカ売れしてたんですよ。しかもミニスカートのツイッギーの時代で。だから私にミニスカートをはかせて「こまっちゃうナ」みたいな可愛い曲を与えて、それが大間違いだったんです。

テリー あんまりヒットしなかったんだ。

 しませんよ、あんな曲(笑)。私、今も大っ嫌いで、それ以降1回も歌ってないですから。

テリー そこまで言われると聴きたくなるけどね。

 聴かなくていいです!で、その最初のソロデビューで失敗しちゃったんで、私を売る手段として、いずみたく先生がピンキーとキラーズを考えたんですよ。

テリー そうなんだ。

 それをキラーズのみんなは最初から聞かされてたみたいです、私は全然知らなかったんだけど。だから、別に仲が悪いとかっていうこともなかったし、みんな「あの子が20歳になったら解散するだろう」と思ってたみたいですよ。

テリー じゃあ、解散が決まった時は、どっちかと言えばホッとした?

 正直言って「いつか絶対またソロに戻ってやる」って思ってたので。やっぱりピンキラは「恋の季節」や「涙の季節」のヒットが大きすぎて、やることが狭まっちゃうんですよね。

テリー 売れ線を狙うっていうこと?

 どうしてもそうなりますよね。

テリー じゃあ、やっぱり解散して肩の荷が下りたんだ。

 でも、解散して。その頃、ナイトクラブとかキャバレーとか結構盛んな時代でしたよね。あと、コルドンブルーでダンサーを入れたショーレビューも流行ってたし。そういうところに出ると、もう1曲目でいちばん前のお客さんから「『恋の季節』、歌え!」っていうヤジが飛んでくるんですよ。

テリー ああ、そうか。

 そうなんですよ。私も意地っ張りだから、わざと英語の歌ばっかり4、5曲歌って「私はもうピンキーじゃない」って。

テリー ピンキーのイメージを払拭したかったんだね。

 突っ張ってたんですね。もっとひどい時には今陽子で仕事場に行ってるのに、「あら、今日はキラーズは来ないんですか?」って言われたり。よっぽど「もうとっくに解散してますけど!」って言ってやろうと思いましたけど。

テリー そんなにみんなが知ってくれてるって、ほんとはありがたいけどね。

 はい。今考えたら贅沢な悩みなんですけど、若かったから受け止められなくて、ほんとキツかったですね。それで私、ニューヨークに2年間行ったんですよ。これは一度自分をクリーニングしないとダメだなと思って。

テリー そうだったんだ。どうでしたか、ニューヨークは。

 今もこうやって歌えるのは、その2年の修行がほんとに役に立ってます。

テリー もう今は「ピンキー」って呼ばれてもいい?

 もちろん。もう何年か前から、ちゃんと受け止めてます。やっと大人になりました(笑)。

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2026年09月14日 11:30

    AIは本当に人類を終わらせるのか。専門家のとある主張が世界を震撼させている。その「AI終末論」は、AI開発企業アンソロピックに勤めていた元研究員、ジェイコブ・コクソン氏によるもの。Xで「AI研究関係者の多くが、AIは今後10年以内に人類を破...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    事件
    2026年09月16日 20:30

    「ゾンビたばこ」と呼ばれる指定薬物「エトミデート」は、広島カープに大きな衝撃を与えた忌まわしいブツだ。元広島カープの羽月隆太郎氏にこれを譲り渡したとして医薬品医療機器法違反の罪に問われた会社役員・滝口涼介被告の初公判が9月16日に広島地裁で...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    社会
    2026年09月17日 07:15

    20世紀最大級のミステリーと言われてきた、イギリス・スコットランドのネス湖に生息するという未確認動物(UMA)の「ネッシー」に、再び熱い視線が注がれている。いったいなぜか。一時期は目撃情報が激減し、専門家からは死亡説や、人間の活動を警戒して...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/9/15発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク