スポーツ

「札幌ドーム」苦肉の暗幕仕切り「新モード」がアーティストに嫌われる大赤字ピンチ

 今季から日本ハムファイターズの本拠地となった「エスコンフィールド北海道」(北広島市)の空席ぶりが危ぶまれているが、今度は元本拠地「札幌ドーム」(札幌市豊平区)の「新モード」がヤバそうだ。

「新モード」とは、日ハムの本拠地移転による減収対策の柱として総事業費約10億円をかけて作られた中規模コンサート場のこと。ドーム内を大型の暗幕で仕切り、客席の規模をほぼ半分にして幅広いアーティストを誘致する予定だったのだが、本年度の応募なんと「ゼロ」だったという。

 スポーツライターによれば、

「今年度の札幌ドームのコンサート開催は、コロナ禍前の2019年度と同じ新モード6件を含む14件を見込んでいましたが、今のところ『DREAMS COME TRUE』や『B’z』などのライブを含む4件のみ。しかもこれらは4~5万人規模になるので、中規模コンサート用の新モードの利用ではないんです」

 そのため、当初想定されていた赤字額(2億4900万円)はさらに膨らみ完全な火の車状態となりそうなのだ。音楽関係者が語る。

「札幌ドームは2001年に開場しており、施設自体は決して古くはない。改修などで客に魅力ある形にすれば集客の伸びしろは残っているはずです。ただ、単純に暗幕で会場を仕切るような形では、逆にアーティストが自分たちに集客能力がないと思わせるようなもの。客もテンションが下がり、誰も得をしないように思えます」

 カネのかけどころを間違えたのかもしれない。

(ケン高田)

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