スポーツ

坂本勇人が離脱して大勢も疲労困憊…巨人を蝕む「アーリーワーク」の実害

 交流戦を11勝7敗としてペナントレースに突入した巨人は6月25日の広島カープ戦に2-3で敗れ、交流戦明け最初のカードを負け越しで終えて、4位に転落した。そんなチームをさらに重苦しくさせているのが、相次ぐ主力のケガだ。交流戦18試合に出場し、打率3割6厘と好調だった坂本勇人は右太腿裏の肉離れのため、前半戦中の復帰は絶望となった。

 6月23日の広島戦の初回に内野安打を打った際、一塁へ駆け抜けて負傷。全治まで1~2カ月かかる見込みで、首位を猛追する勢いが削がれるかもしれないのだ。

 5月には中田翔が、肉離れで戦線から脱落。急ごしらえの調整で見切り復帰したため、6月25日はコンディションを考慮し、4回で途中交代した。同じ6月25日には、抑えの大勢が疲労困憊を理由に、ベンチ入りメンバーを外れた。スポーツライターが言う。

「今年から大久保博元がコーチに就任して、早朝から練習するアーリーワークを実施しました。若手、ベテラン問わずスイング数を課して鍛えたため、選手に疲労が溜まった。シーズンに入って蓄積した疲労のツケが爆発し、ケガにつながっているのではないか。試合に出続けているレギュラークラスは年間を通じて自分のペースで調整しないと、体に大きな負荷がかかります。シーズンに入っても中田、坂本は全体練習前にアーリーワークをする日もありました。無茶な練習をしすぎたおかげで、大事な時期にケガにつながったのでしょう」

 とはいえ、阪神の急失速で、優勝も狙える巨人。これからの戦いが重要になる。

「急成長の秋広優人や、守備職人の門脇誠、再昇格するブリンソンで、ケガ離脱の主力をカバーしていくしかないでしょう。リリーフ投手も若手がよく働いています。昭和、平成方式のムリな練習から、体調重視の調整に移行できるかがカギになりそうです」(前出・スポーツライター)

 アクシデントを全員野球で乗り切ることができるか。

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
「京都崩壊」の信じがたい現実…外国人観光客専用都市に激変した「不気味な風景」
2
「致命的ミス」巨人・リチャードに阿部監督が怒りの2軍通告!でも解説者2人は「?」反応
3
さだまさしが今明かす「借金28億円と返済地獄30年」の「コンサート年間186本」究極生活
4
山尾志桜里の「公認取り消し」騒動を起こした玉木雄一郎は「榛葉幹事長人気に焦った」って!?
5
岡田彰布が明かした「長嶋茂雄からの直電」が今もナゾのままの「不思議な縁」