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ナイスネイチャの血を受け継ぐ「ライスネイチャ」が小倉デビュー前からアイドルホースに

 ブロンズコレクターとして知られ、今年5月30日に35歳で大往生を遂げた個性派ナイスネイチャを近親に持つ牡馬が、夏の小倉でのデビューを予定している。6月21日に栗東トレセンに入厩した、ライスネイチャ(牡2歳、栗東・松永昌博)だ。

 ナイスネイチャの馬名は英語で「素晴らしい(nice)素質(nature)」という意味で、ライスネイチャはそれを踏まえて付けられた。父はG1フェブラリーS優勝馬のメイショウボーラーで、母はオムスビ。祖母ゲッケイジュの兄(母母の兄)が、ナイスネイチャになる。つまりはオムスビにちなんでライスを、祖母の兄からネイチャをもらって命名されたわけだ。

 ナイスネイチャは1990年にJRAでデビューし、96年に現役を引退した。4つの重賞を勝ち、G1戦線でも長らく活躍。91年から93年の有馬記念では、3年連続3着という記録を残している名馬だ。同馬は現在、大人気アプリ「ウマ娘」に登場するほどファンに愛されており、2021年8月以降は、大往生するまで「存命中のJRA重賞優勝馬の最長寿馬」として、引退後も話題になっていた。

 今回、ナイスネイチャの主戦騎手だった縁で、松永昌博師が預かることになった。まずはゲート試験の合格に向けて調整が続けられ、デビュー戦は夏の小倉芝1200メートルになることが有力だ。ナイスネイチャは芝の6ハロン戦で敗れた後、ダートで初優勝を遂げており、松永昌師は「もしかしたらダート馬かもしれない」とも話している。

 おとなしかったナイスネイチャに比べ、少しやんちゃな面があるらしいが、松永厩舎ではすでにアイドルホースになっているという。ブロンズコレクターの血と名前を受け継ぐ馬の将来が、実に楽しみなのだ。

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