エンタメ
Posted on 2023年07月21日 17:58

タツノコプロ3代目社長が逝去「マッハGoGoGo」はアメリカに売るためにカラー制作した

2023年07月21日 17:58

 老舗アニメーション制作会社タツノコプロの第3代目社長・九里一平氏(本名=吉田豊治)が7月1日に死去していたと、7月19日にタツノコプロの公式サイトで発表された。享年83。葬儀は7月10日に、近親者のみで執り行われた。

 1962年10月、漫画家の吉田竜夫氏が自身のマネージメントを担当していた弟・吉田健二氏らとともに「竜の子プロダクション」を設立(その後、現称号の「タツノコプロ」に変更)。九里氏も兄に勧められるままに参加し、竜夫氏が社長、健二氏が専務、九里氏が常務としてスタートした。

「タイムボカンシリーズ」「科学忍者隊ガッチャマン」「いなかっぺ大将」「ハクション大魔王」「昆虫物語みなしごハッチ」「破裏拳ポリマー」など、子供や若者を魅了したヒットアニメは数知れないタツノコプロにおいて、栄えあるカラー作品第1号は、スポーツカーレースをテーマにした「マッハGoGoGo」(1967~68年)だった。

「アメリカナイズされたスタイリッシュな絵柄は、今も鮮明に記憶に残っています」(アニメライター)

 かつて2021年10月、テレビ愛知のYouTubeチャンネル〈【公式】テレビ愛知TV Aichi〉に出演した九里氏は「マッハGoGoGo」制作秘話を明かしている。

 1967年当時、日本ではカラーテレビが普及しておらず、ほとんどの人が「マッハGoGoGo」を白黒で視聴していた。ところが、実はカラーで制作していたそうで、九里氏が言うには、

「日本では制作費が間に合わない。(テレビ)局、あるいはスポンサーから出るギャラが足りないんですね。そのためにはアメリカに売るしかない、と。それでアメリカナイズしたものを、もともと計算して作ったわけです。アメリカは車文化ですし」

 あらためて「先見の明」という言葉が浮かんでくる、タツノコプロ創業メンバーの含蓄ある説明だった。合掌。

(所ひで/ユーチューブライター)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2026年04月17日 15:30

    現在公開中の映画「人はなぜラブレターを書くのか」。オフィシャルサイトを参考に、簡単なあらすじを説明すると、「2000年3月に発生した地下鉄線脱線事故で亡くなった青年へのラブレターが、2020年に彼の家族の元に届いた。それは青年に秘かに想いを...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    芸能
    2026年05月27日 12:30

    問題発言をめぐる「あの×鈴木紗理奈」のバトルが、第2ラウンドに突入しようとしている。大騒動の発端となったのは、歌手・タレントのあのが出演する冠番組「あのちゃんねる」(テレビ朝日系)の、5月18日深夜の放送だ。お題に答えてシュートを決めるゲー...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    スポーツ
    2026年05月29日 11:00

    〈羽月。ええ加減にしろよ。配信見たよ。今更何言っとんな。俺は許さんで。羽月、今回の件に関わる動画出すからレスポンスしろよ。待ってるからな〉ロッテ、阪神などでプレーした元プロ野球投手・高野圭佑氏がXにこう投稿した。「羽月」に対してなにやら怒り...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/5/26発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク