事件
Posted on 2023年08月02日 17:59

身の毛もよだつ世界の残虐事件(4)男児殺害→事故扱いで再び3歳児を殺めた11歳少女

2023年08月02日 17:59

 イギリス全土が震撼した残虐な事件がある。

「殺人はそれほど悪いことじゃないわ。人は誰でもいつか死ぬんだから」

 そう言い放ったのは、事件発生当時、まだ11歳だったメアリー・ベルだ。

 メアリーは1957年5月26日、イギリス・ニューキャッスルで生まれた。母親は未婚の17歳で、たびたびメアリーを親戚に預けるなど育児放棄をしていたといい、そのせいかすさんだ幼少期を過ごしたという。

 小学生に上がったメアリーは成績こそ良かったものの、異常なプライドの高さから友人との関係も決していいとは言えなかった。そんな中で起きたのが、4歳男児の殺人事件だ。現場には争った形跡がなかったことから、警察は当初、男児が誤って大量の薬を飲んで事故死したと発表。しかし、実はメアリーの仕業だったのだ。

 事件が事故と判断されたことにプライドを傷付けられたのか、メアリーは犯行の翌日、男児の保育所に侵入し「私が殺した。だからまた来る」などと書き殴ったという。さらに男児の自宅を訪れ、母親に「いなくなって寂しい?」などと聞いたというのだから、その異常性はかなりのものだ。

 結局、メアリーが犯人として疑われることはなかったが、これに大いに不満を感じたメアリーは、それから数カ月後、今度は3歳の男児を絞殺。遺体の腹部にメアリーの頭文字の「M」と刻んだ。

 メアリーはその後に逮捕され、2件の殺人事件で起訴。無期限の禁固刑になったが、23歳の時に釈放されている。

 幼い女の子が連続殺人犯だったというのは世界でも極めて異例。メアリーは現在も匿名で社会生活を営んでいるというが、激情しやすい性格やサディズムは身を潜めているのだろうか…。

(ケン高田)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2025年03月23日 05:55

    胃の調子が悪い─。食べすぎや飲みすぎ、ストレス、ウイルス感染など様々な原因が考えられるが、季節も大きく関係している。春は、朝から昼、昼から夜と1日の中の寒暖差が大きく変動するため胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れやすく...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月18日 05:55

    気候の変化が激しいこの時期は、「めまい」を発症しやすくなる。寒暖差だけでなく新年度で環境が変わったことにより、ストレスが増して、自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、脳の血流が悪くなり、めまいを生じてしまうのだ。めまいは「目の前の景色がぐ...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月25日 05:55

    急激な気温上昇で体がだるい、何となく気持ちが落ち込む─。もしかしたら「夏ウツ」かもしれない。ウツは季節を問わず1年を通して発症する。冬や春に発症する場合、過眠や過食を伴うことが多いが、夏ウツは不眠や食欲減退が現れることが特徴だ。加えて、不安...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2025/8/5発売
    ■680円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク