スポーツ

また悪癖が!藤浪晋太郎「先発したい病」再発で待ち受ける「阪神時代と同じ末路」

 現地8月13日のマリナーズ戦で日米初のセーブを挙げたオリオールズ・藤浪晋太郎の悪癖「先発やりたい病」が、またしても頭をもたげ始めている。メジャーリーグを取材するスポーツライターが、次のように話す。

「最近、日本のマスコミの取材を受けた際に、『来年は先発したい』と話しているからです。現在は常時、160キロを超えるストレートを武器に、中継ぎ投手としての評価はそれなりに高まっています。とはいえ、開幕当初に先発として連続失敗したことで、メジャーでは先発投手としては考えられていません。どうしても先発にこだわるようだと、来季は藤浪と契約を結ぶメジャー球団はないかもしれません」

「またしても」というのは、アスレチックス時代、先発失格⇒中継ぎに配置転換となった際、登板後に先発復帰への未練と固執を口にし、露骨にこだわりを見せているからだ。

 中継ぎとして結果を残しているのは確かだが、実際は投げてみなければ分からない投手。現チームでも、盤石の信頼を得ているわけではない。事実、8月12日のパドレス戦では1-10と大差をつけられた6回に、三番手としての登板を命じられている。いわば、敗戦処理の扱いだ。

 藤浪は1年契約でメジャーに挑戦している、ギリギリの立場にある。だが本人は、最近の投球で気が大きくなっているらしく、先発投手として簡単に高額の複数年契約を結べる、と考えているというのだ。前出のスポーツライターが不安要素を口にする。

「代理人が『吸血鬼』と呼ばれる凄腕のスコット・ボラス氏ですからね。藤浪の希望に沿うような、先発固定条件で動くでしょう。仮にその条件で契約する球団が現れたとしても、先発しかしないなら、今季の年俸300万ドルからの大幅アップは難しい。しかも先発にこだわる場合、今季のようにマイナー落ち拒否の条項もつかないでしょう。自分の首を絞めかねないことになる」

 このまま中継ぎとしての仕事を黙々とこなせば、メジャーリーガーとしての今後は開けてくるのは間違いない。だが「先発やりたい病」が治っていないようでは、阪神時代と同じような末路が待っているかもしれない。

(阿部勝彦)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
「花咲舞が黙ってない」第3シリーズ「主演候補」は今田美桜のほかにもうひとりいた
2
やす子に異変!最大のストレス発散法「貯金額を見る」で大いに問題になること
3
【悲願構想】巨人「築地ドーム球場建設」2034年に本拠地移転でついに「松井秀喜監督」を誕生させる
4
テレビ朝日・斎藤ちはるアナ「ラグビー姫野和樹とお泊まり交際」に局内大歓迎の理由
5
佐々木朗希・佐藤輝明・堂林翔太の「欠陥プロ野球カード」に「マニア大量購入⇒高額転売」のウハウハ