エンタメ
Posted on 2023年08月18日 17:59

「王位戦」封じ手の封筒ノリの付け方も甘かった「絶対王者・藤井聡太七冠」の頭脳を乱したモノ

2023年08月18日 17:59

 絶対王者らしくない対局だった。藤井聡太七冠は8月15・16日の両日、佐賀県嬉野市で行われた「王位戦」第4局で挑戦者の佐々木大地七段に敗れ、シリーズ成績を3勝1敗とした。

 奇襲があったとはいえ、挑戦者の角でグイグイいく常勝戦法を防げなかったのは、AI将棋の寵児である藤井七冠らしくなかったが、対戦を中継していたABEMAのインタビューで、藤井七冠は敗因となった佐々木七段の角打ちを「ちょっと見落としていて」「打たれてみると、どうしても飛車が取られてしまう形で厳しかった」と振り返っている。

 初日の封じ手も封筒のノリの付け方が甘く、佐々木七段が慌ててスティックのりを付け直す場面も。さすがの藤井七冠も、猛暑で疲れているのだろうか。将棋関係者が言う。

「終盤も佐々木七段の角を見落としていたのか、そのまま投了となりました。羽生善治・日本将棋連盟会長ですら、七冠時代の防衛期間はわずか167日。棋聖タイトルを手放した際には悔しさを滲ませるというよりも、表情を崩して『通常(の生活)に戻れるのでホッとした』と語ったほどです。藤井七冠の場合はさらに7つのタイトル防衛に加えて、八冠挑戦中ですから。それでも藤井七冠がすごいのは、負けた第4局、対局時間が短くなったことをしきりに残念がっていたこと」

 苦しい展開でも将棋を楽しんでいたというのだ。この鋼メンタルを持ち併せているのは、キャプテン翼か大谷翔平か、藤井七冠ぐらいだろう。

 佐々木七段は長崎出身。師匠で同じく長崎出身の深浦康市九段も、対局に駆けつけた。地元九州開催に、佐々木七段の気迫が勝ったということなのか。

 次回の王位戦第5局は8月22日と23日、徳島市で開かれる。さらには、前人未到の八冠に挑戦する永瀬拓矢王座との王座戦5番勝負も8月31日に、神奈川県秦野市で始まる。

 第4局は嬉野市名産の茶葉を使った抹茶スイーツが実に美味しそうだったが、第5局で出されるであろう徳島名物のスダチもしくは和三盆のスイーツで、藤井七冠も佐々木七段も鋭気を養ってほしい。

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2013年11月26日 10:00

    11月8日、歌手・島倉千代子(享年75)が肝臓ガンで死去した。島倉といえば、演歌の王道を歩むように、その生き様は苦労の連続だった。中でも、莫大な借金返済で味わった地獄は理不尽極まりなかったようで──。島倉は、男を信じて手形の保証人となったせ...

    記事全文を読む→
    芸能
    2026年04月28日 16:30

    バナナマンの日村勇紀が当面の間休養に専念すると、所属事務所ホリプロコムの公式サイトで発表した。今年に入ってから体調を崩すことが多く、医療機関を受診した結果、休養が必要との判断に至ったのだという。「心身の回復を第一に、コンディションを整えなが...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    スポーツ
    2026年05月07日 06:30

    ゴールデンウィークが明けても再起の見通しが立たず、長すぎる空白期間を過ごしているのは、左内腹斜筋肉離れでリハビリ中のヤクルト・山田哲人内野手である。沖縄・浦添キャンプのシートノック中に脇腹の張りを訴え、戦線離脱。5月になっても打撃のひねり動...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/5/12発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク