社会
Posted on 2023年10月03日 17:58

「ステマ規制」で「案件」が激減しそうなインフルエンサーの受難

2023年10月03日 17:58

 10月1日から、ネット上で個人の感想を装い広告であることを隠して宣伝する「ステルスマーケティング(ステマ)」が景品表示法の「不当表示」に指定され、規制の対象となった。今後は広告であることを明記することが必須となる。

 経済誌ライターが解説する。

「ステマは消費者の誤認を誘発し正しい判断をできなくさせることが問題視されています。今後は企業が一般人になりすましてレビューする行為や、インフルエンサーに金品を渡し商品紹介を依頼しているのに広告表示がないものなどは措置命令の対象となり、従わなければ2年以下の懲役または300万円以下の罰金が科される。ただ、今回の規制で罰則を受けるのは広告主である企業側であり、企業からの支持でステマを行ったインフルエンサー側には罰則はありません」

 なお、ステマ規制に該当するのは10月1日以降に投稿されたものではなく、現在ネット上で見ることができる過去の投稿も含め全て。そのため企業からインフルエンサーに対して過去の投稿にも広告表示をするよう求められるケースが増え、一方でステマをしていたことがフォロワーにバレてしまう可能性のあることから、改めて「#広告」と付けることをためらうインフルエンサーも少なくないという。

「今年8月にWebマーケティング支援専門会社のオンジン社が発表したアンケート調査によると、ステマだと分かった場合の商品メーカーに対する反応は63.2%が『そのメーカーの商品購入は控えるようにする』と回答している。その状況を考えれば、企業側としては過去のものまで広告表示をするようにお願いしたくはないと思います。一方、ネットでおすすめ商品として紹介されているものに広告表記があった場合は、64%がその商品の『購入を控える』と回答しています。ステマではなくても『広告』と分かっただけで購買意欲が落ちる可能性があることから、今後はインフルエンサーへの案件自体が減るかもしれませんね」(ITジャーナリスト)

 インフルエンサーにとっては厳しい時代となった。

(小林洋三)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    エンタメ
    2026年06月13日 15:00

    夏といえばそうめんと冷やし中華だが、中華料理チェーン「熱烈中華食堂日高屋」は6月12日から、夏季限定の新メニューを売り出した。「冷し担担麺」(750円)である。社内試食の段階でも人気が高かったという、冷たくて辛い、まさにこれからの季節にピッ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    芸能
    2026年06月15日 20:30

    女性タレントや女優を褒める際に「等身大」「サバサバしている」などという表現がよく使われる。「自分を飾ることがなく、細かいことにこだわらない」ことが同性に愛される大きな要素ということなのだろうが、私にはこれらの言葉がポジティブなこととして捉え...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    芸能
    2026年06月18日 20:00

    タレントのボビー・オロゴンこと近田ボビー容疑者が6月14日、知人女性に対する不同意性交の疑いで千葉県警に逮捕されたが、芸能記者はこんなことを言うのだ。「ボビー容疑者は自身の知名度を悪用しいろいろやらかしているが、表に出ているのは氷山の一角。...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/6/9発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク