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記事全文を読む→「宝塚劇場」は人が死んでも何事もなかったかのように…「今こそJKTの闇を暴け!」の大合唱
先日、友人に連れられて、日比谷の東京宝塚劇場に行った。公演中の宝塚歌劇団月組公演「フリューゲル -君がくれた翼-」「万華鏡百景色」を観劇するためだ。
宝塚歌劇団といえば、9月30日に宙組生徒が自宅マンションから飛び降り自殺したことに端を発し、劇団内のイジメ問題の告発など、なにかと波紋を広げている。その結果、宙組の芹香斗亜&春乃さくら新トップお披露目公演は、そのまま中止の憂き目に。ちなみに芹香の父は元プロ野球・阪急ブレーブスの山沖之彦投手で、母も宝塚歌劇団出身だとか。
ここで宝塚歌劇団のことを知らない人のために説明しておくと、生徒(宝塚では団員をこう呼ぶ)は花・月・雪・星・宙(そら)の5つの組と専科に分けられていて、それぞれの組ごとに公演が行われる。本拠地・宝塚市での公演、東京宝塚劇場での公演のほかにも地方公演などがあり、組が違えば顔を合わせることもめったにないという。
事件があったのは宙組だが、私が観劇したのは月組。なので関係がないといえばないが、それでも同じ宝塚歌劇団内で起こった事件。今回の一件について、何か貼り紙でもしてあるかと思ったら…。そんなことはなかったかのような感じで、うすら寒くなった。人がひとり亡くなっているというのに。
世間では、性加害問題で揺れる旧ジャニーズ事務所、両親の自殺ほう助の罪に問われて公判中の4代目市川猿之助を擁する歌舞伎、そして宝塚歌劇団と、次々に闇が暴かれ、ジャニーズのJ、歌舞伎のK、宝塚のTの頭文字をとって「今こそJKTの闇を暴く時」などと騒がれている。にもかかわらず、この通常営業ぶりに唖然とした。
件の友人に聞くと、宝塚の闇はまだまだあり、例えば入手困難とされるチケットも、生徒個人のファンクラブを通せば手に入る。が、その際、チケット代に上乗せして、1000円ほどのお花代をお渡しするのがルールだという。劇場前には生徒の名前を持ったファンが規則正しく整列し、そこでチケットのやりとりが行われる。ファンクラブの人たちもボランティアだというから、おそれ入る。金銭的なことも含めて、まだまだ闇は深そうだ。
が、マスメディアは「週刊文春」以外、何も報じようとはしない。「宝塚もイギリスBBCが斬り込んでくれない限り、変わらないでしょうね」とは、件の友人の言葉。はたして11月25日からの宙組公演は、予定通り行われるのだろうか。
(堀江南)
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