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「アジアでやる必要ない」阪神・岡田監督が反対する「謎の大会」に駆り出された気の毒な面々

 38年ぶりの日本一を達成した阪神タイガースの佐藤輝明が、11月16日から東京ドームで始まる「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ2023」出場のため、事前合宿の宮崎キャンプに合流。日本シリーズの激闘を終えた阪神からは及川雅貴、桐敷拓馬、森下翔太も参加する。

「疲れが相当溜まっているでしょう。特に佐藤は5番でプレッシャーに耐えながら24本塁打、92打点をマークして、首位独走のリーグ制覇に貢献しました。夏頃には疲弊して気力がなくなり、口数も減っていた。ポストシーズンも緊張する試合の連続で、体の跳ね返りが激しかったようです。この時期は体を癒やして、来年の闘いに向けて調整してもらいたいわけですが」(在阪メディア関係者)

「アジアプロ野球チャンピオンシップ2023」は24歳以下、または入団3年目以内の若手選手が主体で日本、韓国、台湾、オーストラリアが参加する。阪神・村上頌樹やオリックス・紅林弘太郎は、体調面から侍ジャパン入りを辞退。ほかに出場資格がある湯浅京己(阪神)、宮城大弥(オリックス)、佐々木朗希(ロッテ)、戸郷翔征(巨人)らも不参加となっている。

「スポンサーやテレビ局のカネ儲けのために開催されるといわれていて、全試合が日本で開催されます。毎年のように国際大会を行っていますが、『プレミア12』や『WBC』といった世界大会が乱立してしまうと、緊張感や権威が落ちてしまいますよ。とりわけ、この『アジアチャンピオンシップ』の意義に疑問符をつけている選手もいるほどです。佐藤クラスの選手が無理に出る大会ではありません」(スポーツライター)

 球界のご意見番、阪神の岡田彰布監督は、

「(国際試合が)多すぎる。もう世界一ちゃうの? アジアでやる必要ないと思う」

 と、ド正論を吐く。

 日本シリーズを戦い抜いた選手は、しばらく休ませたいが…。

(田中実)

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