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大谷翔平の移籍で「莫大マネーゲーム」が勃発

 満票で2度目のMVPを獲得した大谷翔平(29)のグラブ寄付大盤ぶるまいが、世界中で反響を呼んでいる。総額にして2億円。スーパースターの周辺では札束が乱れ飛んでいる。

 11月9日、大谷が日本国内の全小学校約3万校に3個ずつ、約6万個のジュニア用グラブを寄贈すると発表。スポンサー契約を締結するスポーツメーカー「ニューバランス」社の全面協力のもとで実現に至った。

「世界的な有名ブランドの特別仕様グラブ1個の額を仮に2万円と想定しても、計約12億円。MLB関係者の間では『どうやらグラブの費用に関してはニューバランス社と大谷が折半したらしい』とされていますが、いずれにせよ、莫大なカネが動いていることは間違いない」(スポーツ紙デスク)

 FA市場の渦中にある大谷だが、去就は12月上旬に行われるウインターミーティング終了までには決着すると見られている。エンゼルスには残留せず、他球団への移籍がほぼ確実だ。大谷獲得の有力候補と目されているのはマリナーズ、ドジャース、ヤンキース、メッツ、レッドソックス、カブス、レンジャーズ、ジャイアンツなど、やはり資金力が豊富な「金満球団」ばかり。そのストーブリーグの舞台裏においても、驚天動地の巨額な札束が乱れ飛ぼうとしている。

 MLB公式サイトは11月15日に有識者の話を総合し、大谷の新契約は史上最高年俸4330万ドル(約65億6900万円)をはるかに超えて「新たな記録を樹立することになるだろう」と大胆に予測。今季終了直前に行った右ヒジ手術の影響で来季は打者1本に絞らなければならないとはいえ、同サイトは「オオタニの価値はまったく揺るがない」と分析した。

 これに付随するように、先のマリナーズは水面下で大谷獲得のための資金を少しでも工面すべく、かつての〝強力支援者〟との再タッグ結成を目論むという。

「任天堂です。マリナーズは同社社長だった山内溥氏が共同オーナーを務めるなど〝任天堂色〟が非常に強く、イチローを筆頭に日本人選手の獲得に心血を注いできました。ところが16年シーズン中、任天堂がそれまで過半数以上保有していた球団株を売却。その後、球団経営から離れていましたが、マリナーズの大谷獲得に際し『何らかの形で協力できれば』と〝援護〟を申し出てきたというのです。『大谷と契約できれば』という条件付きでマリナーズのスポンサーとなり、複数年で5000万ドル(約75億円)規模の巨額スポンサー契約を結ぶと予測する向きがある」(MLB関係者)

 それだけではない。マリナーズに負けじと、レンジャーズも名だたる〝元パートナー〟と再び手を握り合おうと急接近している。

「元米国大統領のジョージ・ブッシュ氏は、かつてレンジャーズで共同オーナーを務めていた経緯がある。今もレンジャーズとは結びつきが強く、始球式に登場するなど無類の野球好きで『レンジャーズ愛』にあふれています。16年オフに日本ハムからFAになった大谷を獲得するため、レンジャーズが作成したPR映像にみずから登場して『オオタニ、どうかテキサスへ来てくれ』とアピールしたこともあったほどです。今回、大谷獲得の再チャンスが巡ってきたことで、ブッシュ氏は『自分にできることがあれば何でもする』と、すでに立ち上がっている。ブッシュ氏はかつて経営に携わり、父が創業したサパタ石油会社の名誉会長職を今も務めています。その会社が『レンジャーズ・大谷が誕生すれば』という条件付きで、スポンサー契約を結ぶプランが進められているのです。その額はなんと総額で『1億ドル(約151億円)以上』とささやかれている」(別のMLB関係者)

 オイルマネーまでが登場し、様々なビジネス案件が絡み合い、途方もない札束が舞い上がる。大谷の影響力を見せつけられているようだ。

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