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記事全文を読む→社台SSから続々締め出される「ディープ系種牡馬」風前の灯事情
サトノダイヤモンド、リアルスティール、そしてミッキーアイルが社台スタリオンステーションを追い出された。サトノダイヤモンドとリアルスティールはブリダーズスタリオンステーションへ、ミッキーアイルは優駿スタリオンステーションへ移動する。ウチではもういりません、種付けの仕事はヨソでどうぞ、というわけだ。
「シビアな世界だと知ってはいたが、サトノダイヤモンドの追放にはちょっと驚いたね。ディープ産駒史上最も高い身体能力と美しい馬体を兼ね備えた馬だったから。でも、走る馬を出せないようでは仕方がない。これでディープ系種牡馬で社台に残るのは、キズナ、コントレイル、ダノンキングリーの3頭だけ」(牧場関係者)
ディープ系種牡馬が苦しい立場にあるのは、他にも理由がある。キズナの代表産駒がアカイイト(エリザベス女王杯)やソウルライン(安田記念)だったように、ディープ系種牡馬はフィリーサイヤー(産駒の活躍が牝馬に偏った種牡馬)と言われることが多い。それだと、生まれてきた仔を高値で売ることが難しいので、生産者には歓迎されないのだ。
その点、キタサンブラックは凄い。イクイノックスやソールオリエンスの活躍でわかるように、牡馬の大物を次々と出している。だからセリで確実に高く売れる。来年の種付け料が1500万円から2000万円になるのも当然だ。
来年には、社台スタリオンステーションにそのイクイノックスが入ってくるだろうから、今後ますますブラックタイド系種牡馬がのしていくだろう。もしコントレイルが種牡馬として失敗するようだと、ディープ系種牡馬の将来はかなり厳しいものになっていくに違いない。
「加えて社台は産駒が走るのを見て、ハーツクライ系のスワーヴリチャードの種付け料を200万から1500万に上げた。これはエピファネイア、コントレイルと並んで種付け料第2位。正直、この急激な上がり方にはビックリしたが、社台側は自信があってそうしたのでしょう。実際、生産者や馬主から数多くの問い合わせを受けているとか。社台スタリオンにはサリオスもいるので、今後ハーツクライ系種牡馬の台頭も見られるかもしれない」(前出・牧場関係者)
競馬の今後を占う意味でも、種牡馬戦線の行方をしっかり見守っていきたい。
(競馬ライター・兜志郎)
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