スポーツ

石田ゆり子と大谷翔平「愛犬」をめぐる「大炎上と美談」の悲しすぎる落差

 出席した全米野球記者協会(BBWAA)の晩餐会(ニューヨーク)へ感謝の気持ちを綴るとともに、同伴した愛犬「デコピン」の動画をインスタグラムで公開したのは、ドジャース・大谷翔平である。

 ニューヨークからロサンゼルスへの帰路のチャーター機内と思われる座席で、デコピンはなんとか頭を上げているものの、今にも首がカックンと落ちそうなほどに爆睡。この動画に60万人が「いいね!」し、4000件の「デコピン、可愛い」というコメントがついた。

 同じく愛犬家の石田ゆり子は1月上旬、羽田空港での日本航空機と海上保安庁機の衝突事故で救われなかったペットに言及し、「ただただ動物達の命を救いたかった」とインスタに書き込んだ。だがこれだけで、コメント欄を閉じなければならないほど大炎上したのは記憶に新しい。

 大谷と石田、人物によってインスタ利用者の反応がここまで違うことには驚きだ。

 同日、報道番組「Live News イット!」(フジテレビ系)に出演した動物研究家のパンク町田氏によれば、デコピンの推定体重は15キロから18キロだという。隣にいるのが大谷ゆえデコピンが小さく見えるのだが、実際には柴犬よりひと回り大きい中型犬。英国王室のエリザベス女王が生前に飼っていた愛犬コーギーほどの大きさはある。

 1月15日から国内線全路線、全便でペット同伴サービスを始めたスターフライヤーでも、客席側に持ち込めるのは長さ50センチ×横幅40センチ×高さ40センチ以内のケージに入る小型犬に限られている。国内外問わず、大谷のようなチャーター機利用でもない限り、愛犬との空の旅は楽しめないようだ。

 しかもニューヨーク滞在中、大谷は「I don’t know why he looks so sad」というコメントともに、タキシード姿でお疲れのデコピンを抱き上げる写真も掲載。大谷とマンハッタンでの休日をそれなりに楽しんだのだろうが、目の上を八の字にした悲しそうなデコピンを見ていると、どんなVIP待遇であっても、犬にとっては長距離移動が負担であることが伺える。

「むやみやたらに動物を飛行機に乗せることにはもちろん反対です。なぜならそれはやはり動物たちにとってかなりのストレスだからです」とは、大炎上した石田が書き込んだ正論だ。

 動物の姿は可愛いのに、もはや「何を書いたか」でなく「誰が書いたか」「誰が載せたか」という基準で執拗に誹謗中傷のコメントを残す、匿名ユーザーだらけのSNS。いつになったら変わるのか。

(那須優子)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<老人性乾皮症>高齢者の9割が該当 カサカサの皮膚は注意

    330777

    皮膚のかさつきを感じたり、かゆみや粉をふいた状態になったりすることはないだろうか。何かと乾燥しがちな冬ではあるが、これは気候のせいばかりではなく、加齢による皮膚の老化、「老人性乾皮症」である可能性を疑った方がいいかもしれない。加齢に伴い皮膚…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<中年太り>神経細胞のアンテナが縮むことが原因!?

    327330

    加齢に伴い気になるのが「中年太り(加齢性肥満)」。基礎代謝の低下で、体脂肪が蓄積されやすくなるのだ。高血圧や糖尿病、動脈硬化などの生活習慣病に結びつく可能性も高くなるため注意が必要だ。最近、この中年太りのメカニズムを名古屋大学などの研究グル…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<巻き爪>乾燥による爪の変形で歩行困難になる恐れも

    326759

    爪は健康状態を示すバロメーターでもある。爪に横線が入っている、爪の表面の凹凸が目立つようになった─。特に乾燥した冬の時期は爪のトラブルに注意が必要だ。爪の約90%の成分はケラチン。これは細胞骨格を作るタンパク質だ。他には、10%の水分と脂質…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

注目キーワード

人気記事

1
「さんま御殿」でわかった…「M-1準優勝」バッテリィズが思ったほど売れない理由
2
九里亜蓮の「FA補償」を金銭に決めた広島…オリックスファンが感謝したのは「広島に移籍した山足達也」だった
3
西武・源田壮亮⇔ソフトバンク・上沢直之「まさかのトレード要求」が飛び出すプロ野球ファンの怒り
4
フジテレビは新人の上垣皓太朗アナを社長にしてイチから出直せ!
5
ここにも中居正広!現役女子アナ「性上納」追撃告発…実態は「置屋」と変わらなかったフジテレビ「アナウンス部」