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ゴールデングラブ賞6回の巨人・川相昌弘コーチが0回の吉川尚輝に「もっと獲れるよ」の深意

「これで成績しっかり残せば、それでチームが勝てば、ゴールデングラブ(賞)は、ぜんぜん夢ではない話だと思いますし、それぐらいの意気込みでいかんと。30(歳)を迎えるわけだしさ、いちばんいい頃なんだから頑張らないと。俺でも6回獲ってんだから、尚輝だったらもっと獲れるよ」

 宮崎での春季キャンプに精を出す巨人が、2月7日にYouTubeチャンネル〈読売ジャイアンツ〉を更新。川相昌弘内野守備コーチの、吉川尚輝に向けたゲキが公開された。

 一塁手・岡本和真、二塁手・吉川尚輝、三塁手・坂本勇人、遊撃手・門脇誠といった、今シーズンのレギュラーが予想される内野守備陣に、川相コーチがノックを浴びせる。各選手が引けを取らない華麗なフィールディングを見せる中、「ノッカー、川相で~す!」と岡本の大声がグラウンドに響き渡るなど、和気あいあいとしたムードが伝わってきた。

 坂本は遊撃手として5回、岡本は三塁手として2回選出されているゴールデングラブ賞。2年目の門脇は別として、2月8日の誕生日に29歳を迎えた8年目の中堅・吉川尚輝は、一度も選ばれていない。

 ちなみに、川相コーチが現役時代に遊撃手として獲得した6シーズンで、4回のリーグ優勝を遂げている。その名手が「俺でも6回獲ってんだから」とは、痛烈皮肉のような、随分へりくだった言い方にも思えるが、発言の深意としてあるのは、巨人が3年連続で遠ざかっている「優勝」なのかもしれない。

(所ひで/ユーチューブライター)

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