スポーツ

巨人・阿部監督が楽天から再び引き寄せた育成ウレーニャへの固執と危うさ

 巨人の外野定位置争いが火蓋を切った。2月7日に行われた春季キャンプ初のシートノックでは、左翼に丸佳浩、秋広優人、昨年暮れに育成選手として再獲得したウレーニャがつき、それぞれ軽快な動きを見せ順調な仕上がりをアピールしていた。またその後、秋広とウレーニャは一塁の守備にもついている。

「阿部慎之助監督の構想では、一塁は岡本和真で確定ですが、ウレーニャに外野以外を守らせているのは当然、期待を寄せているから。監督はウレーニャにレギュラー獲得を期待しているようで、キャンプ初日からマンツーマンで熱血指導していましたよ」(スポーツライター)

 ところが7日のシート打撃では、3人の投手相手に3三振。ファンからはさっそく「なんで4年間で2回戦力外になった育成が1軍キャンプにいるんだ?」と厳しい声が続出している。

 ウレーニャは19年にトライアウトで巨人に入団したものの、22年に戦力外に。22年11月には育成選手として入団するも、昨年に解雇。そして阿部監督が自ら球団に再獲得を要望し入団するという、異例の経緯をたどっている。

「監督は2軍監督時代にかなり目を掛けており、トライアウトの際には『5年で1人前にする』とウレーニャの家族にも約束したとか。ウレーニャも最後のチャンスなのは自覚しているようで、今キャンプでは減量に励み、かなり身体を絞ってきました。もっとも初実戦のシート打撃ではいいところを阿部監督に見せられず、ファンからは落胆の声も。確かに第2クールでこの仕上がりでは、さすがに不安を感じますね」(前出・スポーツライター)

 巨人、楽天でさんざん試されてきたウレーニャだが、今季覚醒すれば、ファンにとっては万々歳。一方で不甲斐ない姿を見せれば、阿部監督に選手の力量を見極める力がないということだろう。失敗で責任を背負わせられそうな時限爆弾を抱えているようなものだが、もちろん期待するのは「打撃」の大爆発だ。

(ケン高田)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
「花咲舞が黙ってない」第3シリーズ「主演候補」は今田美桜のほかにもうひとりいた
2
【ドラマ「Believe」】受刑者キムタク「スタイリッシュでカッコいい&丸刈りナシ」押し売りだらけの超ウンザリ感
3
あの「号泣県議」野々村竜太郎が「仰天新ビジネス」開始!「30日間5万円コース」の中身
4
フジテレビ・井上清華アナ「治らない顎関節症」と「致死量ストレス」の不穏な関係
5
佐々木朗希・佐藤輝明・堂林翔太の「欠陥プロ野球カード」に「マニア大量購入⇒高額転売」のウハウハ