スポーツ

練習試合でクローズアップ「FA補償の因縁」ソフトバンク・和田毅と山川穂高の明暗

「あの大騒動」の当事者となった大ベテラン左腕が初登板するとあって、ファンの熱い視線が注がれたが、待っていたのはまさかの初球被弾という波乱の展開だった。ソフトバンク・和田毅のことである。

 和田の初実戦となったのは、2月28日の練習試合、西武戦(宮崎市・アイビースタジアム)。先頭打者の西川愛也に、甘く入った140キロの直球を右翼席に運ばれてしまった。

 続く源田壮亮、コルデロは三振に仕留めたものの、その後は連打と四球で満塁のピンチを迎える。最後は山村崇嘉を空振り三振に斬ってなんとか1点で抑え、マウンドを降りた。

 和田は今年1月、山川穂高のソフトバンクへのFA移籍に伴う人的補償の対象になったと報じられたが、引退をチラつかせて移籍を拒否したとの疑惑が浮上。真相は闇の中だが、結局、プロテクトから外れていた甲斐野央投手が西武に移籍することになった。

 もう一方の当事者たる山川穂高は4番に座ると1回裏、1塁にランナーを置いて登場。カウント0-1から左中間への逆転2ランを放ち、どすこいパフォーマンスを披露した。古巣相手のキツい一発に、西武の選手は複雑な気持だったことだろう。

 山川は2月24日の楽天モンキーズ(台湾)との練習試合で移籍後、初本塁打。「初どすこい」がアンチからの非難を浴びたばかりだが、本人はファンサービスに余念がないようだ。

 明暗が分かれた和田と山川。互いに複雑な心境なのかもしれないが、チームメイトとして今後、どうシーズンを乗り切るのか、見ものなのである。

(ケン高田)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
都はるみ「引退⇒復帰⇒活動停止」そして矢崎滋と東北ビジネスホテル暮らし/壮絶「芸能スキャンダル会見」秘史
2
岩城滉一「舘ひろしと昔はほぼ毎日一緒にいた」/テリー伊藤対談(3)
3
前園真聖マヌケ大失態!RX-7を買って運転免許合宿に行ったらひとり取り残された
4
挫折の末に大谷翔平の妻になった「バスケ元日本代表」真美子夫人のアスリート人生
5
【孤立の真相】ロッテ・佐々木朗希「150キロ台しか出ない」に球団も選手も「冷たい視線」【2024年4月BEST】