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記事全文を読む→ドキュメンタリー映画が語る「イエスの方舟」今も残る女性信者たちの現在
それは信仰なのか洗脳なのか。3月17日に都内で開催されたドキュメンタリー映画「方舟にのって~イエスの方舟45年目の真実~」の舞台挨拶に、佐井大紀監督(写真)が登壇。1980年代に世間を騒がせた信仰集団「イエスの方舟」の現在に焦点を当てたのは、平成生まれのドラマプロデューサーだった。
佐井監督は、生まれる10年以上前の宗教問題に興味を持ったキッカケについて、こう語った。
「ビートたけしさんが(教祖の)千石イエス(故・千石剛賢氏)を演じるドラマがTBSで制作されていて、それを見た時に『こんなことが世の中にあるんだ』と衝撃を受けました。そこから統一教会の問題を受けて『宗教と個人の問題をどのように扱うか』と考えた時に『イエスの方舟』のことを思い出して、ぜひやりたいと思い、福岡県まで取材交渉に行ったという流れでした」
普段はTBSのドラマ制作現場で働く、アラサー世代。2024年1月期は二階堂ふみ主演の「Eye Love You」を担当した。そんな佐井監督が足を運んだのは、現在の活動拠点がある福岡県古賀市。教団本部で共同生活をする女性会員たちにカメラを向けた。
「すごく知的で気が強い女性たちだと思いました。話していて、明確に自分の意思みたいなものを持っていた。よく洗脳という言葉がありますけど、洗脳されているから明確な意思があるのか、それとも明確な意思を持っているから洗脳ではなくて、自ら選んだ人生なのか。そこはよくわからないんですけど、いずれにしても、すごく強い意思とすごくクレバーな知性みたいなものを、全員から感じましたね」(佐井監督)
聖書を研究する1日の傍ら、朝は交代で犬の散歩、昼には協力して食事を作る。そんな共同生活の糧を得るために、JR古賀駅近くにある「手作り料理&ショーの店 イエスの方舟シオンの娘」というスナックを皆で切り盛りする姿も映された。全編を通して、単なる信教集団を超えた女性会員たちの生き様が見え隠れしており、
「『イエスの方舟とは何なのか』と説明する時に、いわゆる『ハーレム教団』という言葉で報道されましたし、今もそういったものとして扱われた騒動という認識だと思います。ただ、実際に彼女たちの今の生活を見て、劇場の皆さんは彼女たちと『イエスの方舟』についてどう考えますか」
佐井監督は客席にそう問いかけたのだった。
キャッチコピーは「鑑賞後もあなたは、ハーレム教団と呼びますか」。マスコミから「千石イエス」と呼ばれた「おっちゃん」こと主宰者の千石氏が死去してから23年目にして存続する、信教集団の真実とは…。
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