芸能

今度は「尼神インター」が!芸人が解散していくのは「ネタのコンプラ厳格化」のせい

〈弊社所属 尼神インターは2024年3月末日をもちまして、コンビを解散することになりましたのでご報告します。誠子(せいこ、35歳)と渚(なぎさ、39歳)はそれぞれの道を歩んでいくことになりました〉

 吉本興業の公式サイトで3月28日にアナウンスされた、「尼神インター」のコンビ解散報告。今後については、

〈誠子は当社とのマネジメント契約を終了し、渚は引き続き当社所属のまま活動してまいります〉

 近ごろ、お笑い芸人の解散が続いている。昨年12月にはANZEN漫才と和牛が、3月での解散を発表した。こうした背景にショーレースが多すぎることと、ショーレースでチャンピオンになってもテレビ出演数が増えない場合がある、という背景が挙げられる。これに不満をブチまけるのは、現役のお笑い芸人だ。

「昨今、コンプライアンスの問題で、人を傷つける笑いができなくなっているのもあると思います。ショーレースに出る前はコンプラに違反していないかを厳しくチェックされるので、芸人側もなかなかインパクトのあるネタを作れない。コンプラが緩かった頃にデビューした中堅組は多少、はっちゃけても言われませんが、若手はテレビに出られるようになっても、当たり障りのないコメントを求められる。もっと面白いことをやりたくて芸人になったのに、なんだかなぁ…という感じです」

 容姿イジリ、過激ネタ、LBGTへの配慮など、なにかと騒がれるテレビのコンプライアンス問題。確かに昔に比べるとショーレースでインパクトのあるネタが減ったな、と思わずにはいられない。バラエティー番組とエンタメ業界は今後、どうなっていくのか。

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