スポーツ
Posted on 2024年04月10日 17:59

羽生結弦の元妻に降りかかった「経歴詐称報道」をめぐる「あぁカン違い」と「素早い対応」

2024年04月10日 17:59

 フィギュアスケーター・羽生結弦の元妻でバイオリニストの末延麻裕子さんをめぐって「経歴詐称疑惑」が報道された。「週刊女性PRIME」によると、末延さんが過去に演奏したことのある会場のウェブサイトに記載された彼女のプロフィールに、誤りがあるという。

 問題のプロフィールには「03年『若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクール』ディプロマ賞受賞」とあるが、その年にこのコンクールは開催されていないのだと。

「週刊女性PRIME」が会場に問い合わせたところ、掲載したのが10年以上前のことで、当時の担当者は既に辞めており、経緯や詳細は不明。プロフィールは通常、本人側から提供してもらっている、と回答したという。

 同コンクールの窓口となっている国内のNPO団体は、彼女の受賞歴について「末延さんのコンクール参加は04年であって、03年は誤り」「04年における末延さんの受賞記録は確認できない」と返答。音楽関係者が語る。

「ディプロマ賞は奨励賞のことで、公式記録の対象外です。本人が受賞したというならそうなのかもしれませんが、NPO団体としては、確認する術はないのだと」

 事態が動いたのは報道後、すぐだった。末延さんは同日に自身のインスタグラムを更新。「久々の実家」と投稿すると「2024年『若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクール』の賞状を発見」と続けて、賞状の写真をアップしたのだ。

 そこには「DIPLOMA」という文字とチャイコフスキーの肖像画がプリントされ、「Mayuko Suenobu」の名前が確認できる。日付は2004年3月21日で、Kurasikiの表記もある。受賞したのはやはり04年の倉敷大会であり、03年は誤りだったのだ。

 ではなぜ、そんな表記ミスが発生てしまったのか。倉敷大会は本来、03年に開催予定だったのが、主催者側の都合で04年に延期。ところが一部の公式資料やチラシには、03年開催のままのものがあったという。

「こうした経緯から、会場のサイトのプロフィール掲載担当者が03年と勘違いしてしまった可能性が高そうです。問い合わせを受けた末延さんはわざわざ実家に戻り、賞状を確認したのでは」(前出・音楽関係者)

 きちんと確認していれば、防げたであろうミス。予想外の労力を使うことになってしまった末延さんは、気の毒としか言いようがない。

(石見剣)

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2025年03月23日 05:55

    胃の調子が悪い─。食べすぎや飲みすぎ、ストレス、ウイルス感染など様々な原因が考えられるが、季節も大きく関係している。春は、朝から昼、昼から夜と1日の中の寒暖差が大きく変動するため胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れやすく...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月18日 05:55

    気候の変化が激しいこの時期は、「めまい」を発症しやすくなる。寒暖差だけでなく新年度で環境が変わったことにより、ストレスが増して、自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、脳の血流が悪くなり、めまいを生じてしまうのだ。めまいは「目の前の景色がぐ...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月25日 05:55

    急激な気温上昇で体がだるい、何となく気持ちが落ち込む─。もしかしたら「夏ウツ」かもしれない。ウツは季節を問わず1年を通して発症する。冬や春に発症する場合、過眠や過食を伴うことが多いが、夏ウツは不眠や食欲減退が現れることが特徴だ。加えて、不安...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2025/7/8発売
    ■530円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク