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川上哲治・藤田元司・原辰徳…巨人の「快挙達成」指揮官と阿部慎之助監督を比較できないワケ

 5月20日時点で首位阪神に2ゲーム差の3位という巨人。5月14日のDeNA戦では、セ・リーグ20勝一番乗りだった。巨人の新人監督でこの快挙を達成したのは、1961年・川上哲治監督、1981年・藤田元司監督、2002年・原辰徳監督に続く4人目。過去の3人はリーグ優勝、日本シリーズ制覇と華々しい結果を残しているが、阿部慎之助監督はどうか。

 野球解説者の高木豊氏は自身のYouTubeチャンネル〈高木豊 Takagi Yutaka〉で、「4人目の快挙の可能性」について、次のように持論を展開した。

「3人の監督と明らかに違うのは、試合数が増えているということ。交流戦もあるということ。環境が変わってるから『20勝やった! その年には必ず日本一になっている』…それとはちょっと様相が違うということ。20勝一番乗り、この3人は日本一になっているというけども、それと比較すると、ちょっと可哀想。クライマックスシリーズもある」

 その上で高木氏は、

「プレッシャーをかけるな」

 と言うのだった。

 試合数は様々に変遷を遂げており、セ・パともに現在の「143」となったのは2015年から。「セ・パ交流戦」は2005年、「クライマックスシリーズ」は2007年開始となっている。

 一時は首位に立った巨人も、鬼門とされるマツダスタジアムでの広島戦に3連敗して、3位に落ちた。阿部監督に「プレッシャー」がかかった結果であったかどうか。

(所ひで/ユーチューブライター)

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