スポーツ

サトテル次第でBクラス転落!阪神3連勝が「アレンパ」復活とはいかない2つの重大懸念

「あしたから開幕するんやから」と、岡田彰布監督が開き直りコメントをしてから、ものの見事に「開幕3連勝」で復活した阪神。西武を3タテして貯金を3とすると、巨人を抜き、セ・リーグ2位へと順位を押し戻した。在阪の野球記者が話す。

「交流戦は6月6日まで1勝7敗のどん底で、正直、打つ手は限られていました。その中で、交流戦終了後までは1軍復帰はないと見られていた、佐藤輝明を約3週間ぶりに1軍昇格させたわけです。即5番サードで先発起用しましたが、守備の緩慢さが原因で2軍落ちしていた背景を考えると、背に腹は代えられないチーム状況が容易に想像できます。ですが、佐藤は2回の第一打席で中前打を放ちいきなり結果を出すと、先制のホームも踏みました。そして同日昇格の先発・伊藤将司が7回1失点の好投と、岡田監督の決断が西武に5-1と快勝する要因となったわけですから、チームが勢いに乗るのは必然でした」勝率3割台で苦しむパ・リーグ最下位の西武相手ですから、3タテも必然だったと考えられます」

 9日には、先発した〝ミスター・シャットアウト〟才木が8回一死まで、あわやノーノ―の快投を見せ、4月以来の3連勝をチームにもたらした。

 すると、阪神ファンからは再び「アレンパ」の声が湧き上がってきたわけだが、「まだ懸念材料が2つある」と、スポーツ紙デスクは冷静に分析する。

「勝率3割台で苦しむ、パ・リーグ最下位の西武相手に3タテしたからといって、手放しで大喜びしてはいけません。さっそく心配なのは、初戦では2安打した佐藤の状態です。2、3戦目は合計7打数無安打で、明らかなボール球を振って三振するケースが見られました。本来の打棒が復調したようには見えません。1、2番が出塁するケースが増えつつあるだけに、佐藤次第でスコアが大きく変わるとなると、このまま順風に突っ走れるとは考えられません」

 そして、もう1つの懸念材料が先発投手陣だという。

「8日先発のビーズリー、9日先発の才木はずっと調子が良いままですが、その他はまったく安定していない。2軍落ちしている青柳晃洋ら、もう一踏ん張りしなければいけない面々だらけでしょう。そうした状況で、11日からはビジターで5連勝中のオリックス、そして、パを独走しているソフトバンクとの6連戦です。この6連戦次第で『アレンパ』を唱えることが妥当か否か、はっきりするでしょう」(前出・スポーツ紙デスク)

 ここ6試合でたったの6失点、5勝1敗と調子の上がってきたオリックス投手陣をどう攻略するか、そして2枚看板のビーズリー、才木が強力ソフトバンク打線をどう抑えるか。

 万が一、6連敗したらBクラス転落となるだけに、阪神ファンは期待と不安の1週間を過ごすことになりそうだ。

(石見剣)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
【戦慄秘話】「山一抗争」をめぐる記事で梅宮辰夫が激怒説教「こんなの、殺されちゃうよ!」
2
神宮球場「価格変動制チケット」が試合中に500円で叩き売り!1万2000円で事前購入した人の心中は…
3
巨人で埋もれる「3軍落ち」浅野翔吾と阿部監督と合わない秋広優人の先行き
4
永野芽郁の二股不倫スキャンダルが「キャスター」に及ぼす「大幅書き換え」の緊急対策
5
「島田紳助の登場」が確定的に!7月開始「ダウンタウンチャンネル」の中身