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記事全文を読む→最年長ゴールを台無しに!「クロアチアVSイタリア」がユーロ2024ワースト試合になった「ゴール裏の惨状」
6月25日(日本時間)にサッカーの欧州選手権「ユーロ2024」のグループリーグB組・第3節イタリア対クロアチアの一戦が行われた。
すでにスペインが2連勝で首位突破を決めていただけに、2位争いをかけた試合は戦前の予想通りに白熱の展開となった。
クロアチアは後半10分にMFルカ・モドリッチがPKを外した直後に、右サイドからのアーリークロスをMFアンテ・ブティミルがダイレクトシュート。一度はGKジャンルイジ・ドンナルンマに弾かれるも、モドリッチがこぼれ球を押し込み、38歳のユーロ史上最年長ゴールで先制した。
しかし、敗戦濃厚なイタリアはアディショナルタイムの残りワンプレーで、MFマッティア・ザッカーニが鮮やかなシュートを突き刺し、劇的なドロー決着に持ち込んだ。
こうしてイタリアが2位でグループリーグを通過するドラマチックな展開を見せたが、その裏では一部の「観客」のマナーが「あまりに最低すぎる」と、大ひんしゅくを買っていた。
というのも、前半14分にイタリアが1本目のコーナーキック(以下、CK)で、キッカーがコーナーアークに近づくと、クロアチアのサポーターが詰めかけたスタンド側から大ブーイングが鳴り響くとともに、プラスチックのコップがピッチ内に飛び込んできたのだ。
それに気づいたクロアチアのMFマテオ・コバチッチがコップを拾い、観客席に向かって手を広げて注意を促した。
だが、サポーターが聞く耳を持つことはなかった。前半21分にイタリアが再びCKを獲得すると、今度はピッチには入らなかったものの、ゴールラインのギリギリまで放り投げられたプラスチックのコップが7個も散乱することに。試合を見ていたサッカーライターがため息をつく。
「サポーターの態度としては、今大会のワーストゲームでしょう。悪質な行為は、試合の進行とともにエスカレートして、イタリアの選手がCKでボールを蹴ろうとするタイミングで、選手に向かってコップを投げ込むサポーターさえいましたからね。試合終盤のゴール裏付近は、まるでゴミ箱をひっくり返したようなコップだらけのひどい有り様でした。ピッチにコップが入り込んだせいで、パスしたボールが当たって軌道が変わるという、最悪のシーンすらありましたからね」
一方で、イタリアのサポーターが陣取るピッチ付近でも、数こそ少なかったが、コップが投げ込まれていた。悪質性という意味では、お互い様で擁護はできないだろう。
今大会では、この大一番の2日前に行われた「ポルトガル×トルコ」で、5人の観客がピッチに乱入する騒動が起き、主催のUEFA(欧州サッカー連盟)が「追加の安全対策を配備する」と宣言したばかりだった。
「開幕直後は、ずいぶんクリーンな大会になったなという印象でした。しかし、グループリーグ突破か敗退がかかる試合は、やはり国際大会で規模が大きくなればなるほど、観客が荒れますね。観客席からレーザーポインターが照射され、ペナルティーキックを蹴ろうとする選手の集中力を乱したり、観客席から審判用の笛を吹いて、本物のレフェリーの笛と勘違いさせて選手たちがプレーを止めるなど、サポーターの暴挙はこれまでも数えきれないほどありました。ただ今回のように、これほどまでの量のコップが投げ込まれたケースは珍しい。ビール用のプラスチックのコップだと思われますが、決勝トーナメントに向けて不安が募ります」(前出・サッカーライター)
そんなサポーターの手荒い応援も虚しく、クロアチアはグループリーグを去ることになった。モドリッチの最年長ゴールが、こんな後味の悪い試合に出たことは気の毒としか言いようがない。
場内へのモノの持ち込みは以前よりずいぶん厳しくなっているが、場内で売っているビールカップだけは減らしようがない。たちの悪いサポーターには、一発レッドで退場をお願いしたいぐらいだが、大会後半に向けて対策が急務だろう。
(風吹啓太)
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