社会
Posted on 2024年07月28日 05:55

医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<熱中症>体温調節機能低下で死亡者の8割が高齢者!?

2024年07月28日 05:55

 連日の猛暑。気をつけたいのが「熱中症」だ。これは気温や湿度が高い環境下に長時間いることで、体温の調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態。めまいやだるさ、吐き気などを発症し、場合によっては意識障害を起こし、死亡するケースもある。

 特に高齢者は注意が必要。熱中症死亡者の約8割が高齢者だという。その理由は、温度に対する感覚が加齢に伴い、鈍くなってしまうからだ。

 脳が「暑い」と感じて発汗や体内の熱を逃す指令を出す「行動性体温調節」の作動機能が落ちるため、暑さを感じる機能も低下してしまうのだ。 高齢者はこまめな水分補給が必須。若者よりも体内の水分量が約50%程度とかなり少ないため、喉が渇いていなくても、水分補給を行うことが重要になるのだ。エアコンの使用もポイント。熱中症死亡者の高齢者のうち約9割がエアコンを使用していなかったというデータもある。

 他にも「熱中症」と症状が似ている「脳梗塞」も夏場に起こりやすいため気をつけてほしい。

 主な予防法は以下の4つ。

① 高温や直射日光が当たる場所への外出はなるべく避ける

② エアコンの適切な使用(扇風機やサーキュレーターとの併用も)

こまめな水分・塩分の補給(目安は1日1.2リットル、コップ約6杯の量)

④ 涼しい服装(外出時には日傘や帽子の活用)

 さらに、今年の4月から従来の「熱中症警戒アラート」に「熱中症特別警戒アラート」も追加された。「熱中症特別警戒アラート」が発令された時は、各地方自治体で「クーリングシェルター」の避難所を設けるようになったので確認しておこう。

田幸和歌子(たこう・わかこ):医療ライター、1973年、長野県生まれ。出版社、広告制作会社を経てフリーに。夕刊フジなどで健康・医療関係の取材・執筆を行うほか、エンタメ系記事の執筆も多数。主な著書に「大切なことはみんな朝ドラが教えてくれた」(太田出版)など。

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2022年07月05日 17:58

    可愛さ余って憎さ百倍。いやはや、この2人のバトルは本当にすさまじかった。沢口靖子が主演したNHK連続テレビ小説「澪つくし」や、渡辺謙主演の大河ドラマ「独眼竜正宗」の脚本を手掛け、飛ぶ鳥を落とす勢いだった脚本家のジェームス三木氏。ところが19...

    記事全文を読む→
    芸能
    2026年07月31日 06:45

    堺雅人主演ドラマ「VIVANT」(TBS系)が3年ぶりの続編でも、圧倒的な存在感を放っている。第2シーズンの初回放送は、平均世帯視聴率18.8%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)を記録。放送中にはXで世界トレンド1位になった。前作は2023年...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    芸能
    2026年08月06日 17:00

    2024年7月に停車中のロケバス内で共演者の女性に性的暴行をしたとして、不同意性交と不同意わいせつの罪に問われたのは、元お笑いトリオ「ジャングルポケット」の斉藤慎二被告だ。その第6回公判が8月5日に東京地裁で開かれ、検察側は懲役7年を求刑。...

    記事全文を読む→
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/8/4発売
    ■690円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク