芸能
Posted on 2025年01月28日 17:58

フジテレビ「10時間超会見」で連発された「少人数」決定は没落の序章

2025年01月28日 17:58

 終了したのは午前2時23分。10時間23分に及ぶフジテレビの「やり直しロング会見」で盛んに繰り返された言葉がある。それが「個人を特定するような質問はお控え下さい」と「プライバシー」、そして「少人数」だ。

 これは港浩一社長が主に発言したもの。2023年8月、被害者のX子さんが中居正広とトラブルがあったことを聞いた際、港社長は彼女の心身の健康のためにコンプライアンス室を通さず、少人数で問題を共有していたと明かした。

 表沙汰にはしたくないというX子さんの強い意向に沿ったものだといい、それに関連して中居の担当番組を継続するかについても、少人数で話し合った。つまりはトップダウンで物事が動いていた、ということになる。

 テレビ局においては、企画の最終決定は上層部の一存で行われるものではあるが、フジテレビはそれが顕著なようだ。内情を知る放送作家が語る。

「特に人気番組を担当しているエースクリエイターは上からの信頼が厚いため、広く制作会社や社員から募る企画募集とは別に、クローズドで企画を持ち込むことがあります。実際にそれで決まることも多いですね。フジテレビは門戸を広げる機会が他局より少なく、1人の社員の企画を数人の幹部が一本釣りすることが多いのです。つまり比較検討、精査することがないため、その番組企画は幹が弱いものになりがちに」

 そうした閉鎖された空間で選ばれる「弊害」に見舞われた企画がある。

「それが『孤独のグルメ』です。松重豊演じる主人公・井之頭五郎が仕事の合間にふらりと立ち寄った飲食店でひとり食事をする様子を描いたおなじみのドラマですが、この企画は当初、共同テレビのグループ会社であるフジテレビへ持ち込まれました。ところが幹部に一蹴され、仕方なくテレビ東京へ持ち込んだという経緯があります。それが今や映画化され、大ヒットですから」

 もし仮に今後、フジテレビが再生の道を辿ることができたとしても、番組のクオリティーが上がらなければ視聴率には結びつかず、収益に響くだろう。限られた場で企画選びという慣習が続くようであれば、外部の放送作家やデイレクターのモチベーションは上がらず、フジテレビにいい企画を持ち込もう、という気持ちすらなれない。今回の問題は、フジテレビ没落の序章になる危険性を大いに孕んでいるといえる。

(佐藤亨)

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    スポーツ
    2026年06月12日 14:30

    巨人がセ・パ交流戦15試合消化時点で9勝4敗2分と、白星を積み重ねている。パ・リーグ球団がセ・リーグ勢を圧倒する交流戦で、巨人はセで唯一、大きく勝ち越している。阿部慎之助前監督から引き継いだ橋上秀樹監督代行の、調子がいい選手をとにかく使うス...

    記事全文を読む→
    スポーツ
    2026年06月16日 11:00

    まさにハチの巣をつついたような騒ぎになっている。昨年までロッテ監督だった吉井理人氏が、楽天の新監督に就任することが決まったからだ。混迷を極める楽天らしい、シーズン途中という異例のタイミングである。そんな中、楽天は6月17日の午前中に仙台市内...

    記事全文を読む→
    スポーツ
    2026年06月19日 07:00

    阿部慎之助前監督が去った巨人は、橋上秀樹代行体制で臨んだセ・パ交流戦に、セ・リーグ球団で唯一、勝ち越した。6月19日からはリーグ戦の再開となるが、ここに元巨人1軍打撃チーフコーチが爆弾を投下した。野球解説者・愛甲猛氏のYouTubeチャンネ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/6/23発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク