どうしてフジテレビには、こうも災難が降りかかるのか。
レギュラー出演する昼番組「ぽかぽか」への出演見合わせが続いていた理由は「オンラインカジノ」だった。不可解な「行方不明」状態にあった山本賢太アナに関して、フジテレビが発表したものだ。
〈当社社員の山本賢太が、過去にオンラインカジノを利用していたことが判明しました。疑義が生じた段階で社の判断として出演を見合わせてきましたが、今後も関係機関に相談しながら当社としても事実関係を確認し、社員就業規則に則り厳正に対処してまいります〉
具体的な処分については明かされなかったが、山本アナも同時に謝罪コメントを出している。
〈様々な情報をお伝えする立場にある者として極めて不適切な行動であったことを、深く反省しております。自らの浅はかな判断によって、信頼を損なう結果となり、言葉では尽くせぬほどの後悔と恥ずかしさを感じております。今後、同じ過ちを繰り返すことのないよう、自らを厳しく律してまいります〉
中居正広氏の性暴力スキャンダルで、当事者たちへの処分がようやく発表されてひと段落。そこに新たな問題が発覚してしまった形だ。だが、プロ野球界やお笑い界でも利用者が明らかになったオンラインカジノに手を出したのは、はたして山本アナだけだったのか。
山本アナは慶応大学卒業後、2021年4月に入社。体育会の野球部出身で、体を張ったキャラを確立させ、ボディメイクコンテストにも出場していた。
「慶応の野球部はタテも横もつながりがあって、仲間意識が高い。山本アナのカジノ発覚を受け、戦々恐々とする仲間は少なくないと思われます。フジテレビのアナウンサーでは、入社2年目の梶谷直史アナが慶応野球部の後輩にあたる」(スポーツ紙記者)
フジテレビのカジノ問題は、山本アナの処分だけで終息するのか。
(高木光一)