海外のオンラインカジノサイトで違法な賭博をしたとして、警視庁は巨人のオコエ瑠偉と増田大輝を、単純賭博の疑いで書類送検した。
オコエは2022年から2023年にかけて2回、増田は去年10月から11月の間、日本から海外のオンラインカジノサイトで賭博をしたという。
任意の調べに対し、2人は容疑を認めているが、オコエは700万円ほど入金して、収支はマイナス450万円。増田は300万円ほどの入金で、収支はマイナス230万円だったとみられている。
この報道を受けて、巨人は次のようにコメント。
「当球団としては今後の検察庁の判断等を踏まえつつ、適切に対処してまいる所存です」
球界関係者が言う。
「プロ野球界のオンラインカジノ問題が発覚した際、巨人に関してはある大物選手の関与が噂されましたが、その選手はうまく逃れたようで、オコエと増田だけが処分されることになった。オコエは早い段階で名前が挙がっていた」
関東一高時代、甲子園で大活躍したオコエは2015年にドラフト1位で楽天に入団。俊足強打の外野手として大いに期待されたが、まったく芽が出ずに、2022年の現役ドラフトで指名されて巨人入り。しかし相変わらず結果を出せず、今季の1軍成績(5月7日まで、以下同)は11試合の出場で打率1割3分3厘、本塁打と打点、盗塁はいずれもゼロだった。
一方の増田は2015年に育成ドラフト1位で巨人入り。2017年に支配下登録され、2019年には1軍で15盗塁を記録。翌2020年は23盗塁を記録して外野のレギュラー争いに名乗りをあげたが、その後は伸び悩み、今季もここまで13試合に出場し打率2割5分、1盗塁にとどまっている。
「最悪の場合、オフには揃って2人とも戦力外になるのでは。増田の場合、育成からやり直すチャンスを与えられるかもしれませんが、オコエはこれまでプライベートでの問題行動が報じられていることもあり、厳しいでしょう」(前出・球界関係者)
カジノにのめり込んでいるヒマがあったら、バットを振り込んでいればよかった。
(高木光一)